橋を架ける仕事についての往復書簡#10
長野から瀧内です。そのうち出張先で、、、と思って、書いているときにいる場所を書いてたんですけど、なかなか長野以外になりませんね。県外はほぼ行かず、県内でも日帰り。今月からようやく宿泊を伴うような出張も入りそうですが、例年のように行ったり来たりな日々ではなく、月に数日、というような形になりそうです。
えっと、ほかの橋を架ける仕事をする人たち往復書簡のような意見を交わすこと、まずは多摩と長野からスタートする少人数制のゼミ、でしたよね。事業化は完全に同意で、そもそもこの企画自体がそういう意図だったと記憶しています。
ひとつの地域に繰り返し集まって課題解決を考えていく、そういう企画が全国にたくさんあるけど、事務局(まさに橋を架ける仕事のひとつかも)のハンドリング次第で、内部崩壊しちゃった、なんてことも聞いたり。確かに自分が住んでいる土地のことだったら頑張ってできるけど、他の土地にそれだけ気持ちを注げるか?などの問題が介在しますね。うまくコーディネートとか小さなつまづきがないようにしていくこと(案外、会場予約とか日程調整とかでつまづく)はもちろん、大きな学びがあるとか、集う人とのコミュニケーションが超面白いとか、別のメリットというか、モチベーションが維持できる何かがないと。
で、ですね。とある大学?の集中講義で「まず集まった土地の課題解決に取り組み(前半)さらに自分の土地での取り組みを考えてフィードバックする(後半)」ってやり方を聞いて、これいいなあと思ってて。このあたりから着想を得た方法でやってみたい。自分が関わるプロジェクトなどで、まずみんなで視察をするってやるんですけど、他を見ることで自分たちとの比較対象ができ、その比較対象ができると共通言語ができると思っていて(共通理解や共通言語ができるとドライブかかりやすいですね)それと同じことかもしれないなというのと、最後は自分事だからモチベーションが維持されやすく、ファシリテーターの能力にあまり依存しないフレームにもなるなあと。さらに自分自身の興味としては、最近このフレームというか、ワークの「型」みたいなのをつくることを機会があればやってみたくて、そういうものの実験にもなるといいなとか思っています。メソッド開発して、書籍化するのもいいですよね。
瀧内貫