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技術士第二次試験の受験記 7/n 口頭試験の振り返り

 口頭試験を思い出しながら、ちょっとエピソードを。X(旧Twitterでポストした内容をこちらでも)
 口頭試験の想定質問はネットで検索すると出てきます。一方で、回答としては、①「あなたがどんな立ち位置で、何を為したか?」が大事なっているということと、②「自分の立ち位置で相手が自分をどのように見ているのか?」について、ずれがないようにしておく必要があるのではないか?という2点があると感じています。特に②は自分ではわからない、あるいは誤解している/思い込んでいるとなれば、口頭試験で質問と回答がかみ合わないかもしれませんね。
※個人的見解です

試験制度が違うと口頭試験内容は全然違う

 技術士の口頭試験を、一つ前の試験制度と現行制度の両方とも受けていますが、まったくの別物という実感。身近に口頭試験を受ける方がいますが、さらに昔の試験制度で合格された方にも相談されているようで、ちと心配。
 2016年に口頭試験を受けたときは、試験官が私の業務経歴の内容をネットで検索してくださっていたので、技術的な内容を理解していたご様子でした。あとは、技術的な内容と立ち位置に応じた回答をしていったところで試験終了。和やかな雰囲気でした。
 2023年に受けたときは、コンピテンシーを切り口にして、自分の業務(実績・実行したこと・・・)を具体的に回答していった感じです。下調べ不足ではあるのですが、2部門目だから試験官もその目線で見てくださると思いきや、どこにも既取得者とわかる情報はありませんので、少しマネジメントよりの動きをする(現場と離れている)人物に見られていたかもしれません。そう、直近の業務経歴のところには、会社の役職のみを書き、業務での立ち位置(「設計責任者」とか)を書いていなかったので、書いておけばよかったな、、、と。でも、15分くらいだったか、短めに終わったので一安心でした。
 口頭試験の準備として、2016年に受けたときのものを手直ししながらと思って見返したのですが、想定質問の内容とまったく合わず、全部やり直しました。むしろ、この期間に転職していたので、転職の面接準備の想定質問のほうが役立った印象です。

最新の技術情報をどうやって入手していますか?

 技術士のR5口頭試験では「最新の技術情報をどうやって入手していますか?」と問われました。漠とした継続研鑽ではなく、仕事に直結する技術情報です。回答のサイズ感と具体的な回答内容選定、そして職責レベルで回答が違うかな。加えて主体性・能動性も。問われてどれを答えようか?迷った質問。

いきなり質問から始まる(業務経歴の説明なし)

 技術士の口頭試験で一番困ったのは、最初にこちらから業務経歴を話すのではなく、いきなり試験官からの質問から始まったこと。自分が「聴くモード」ではなかったので、モード切り替えに戸惑いました。これは不覚でした。とはいえ、この切り替えでむしろ緊張感が和らぎ、落ち着けたので良かったです。

成果の評価を深堀りされ・・・

技術士のR5口頭試験での質問として。「実際に設計した構造物の施工段階での問題と対策」といったもの。まだ工事前でしたので、立ち位置を説明のうえ、工法選択で悩んだ点とそのキャッチアップをお答えしました。成果の評価からの対応意志・行動の問い?立ち位置によっての回答が異なる質問かな。そう、成果の評価に対して、何を具体的に行動するのか?できるのか?といった具体的な話です。ここでも専門的知識のみではなく、リーダーシップが問われた気がします。
 全体的に、コンピテンシーで分けて回答するというよりも、コンピテンシーの掛け算で答えていく印象でした。これもまた、年数や実績によるのかな?

 また、何か思い出したら書き足すかも。