藤沢川橋(上路トラス橋)の耐震補強を拝見
藤沢川橋は東名高速道路の秦野中井IC~大井松田IC間にある上路式連続トラス橋です。トラス橋の耐震補強を検索したところ、SMCシビルテクノス殿のサイトに情報がありましたので、拝見してきました。
上部工に関する耐震補強メニューとしては、下記のようです。SMCシビルテクノス殿で藤沢川橋・中村川橋・柳橋の3橋を施工されたとのことです。
上部工の当て板補強
支承取替
制震装置の設置
負反力対策工
縁端拡幅
支承取替では、ゴム支承の大きさとトラス橋の下弦材幅への寸法を合わせていくために、支承上に鋼製台座が設定されています。トラス橋ゆえの構造(苦労)であり、支承の設計と構造高の余裕分で一喜一憂?する場面です。
端支点部の制震構造の設置は、ダンパー本体を水平に設置することと、どの格点にどのように伝達するかといった解析が必要になるので、個別での設計を整理する点が大変ですね。
トラス橋やアーチ橋での負反力対策工は、その配置や受圧部分の構造などで、構造計算とともに部材の取り合いの設計が大事になってきます。きれいに設置されており、勉強になります。3Dモデルを組んで、設計~施工検討をされたのか?興味津々です。
それにしても、すごい工事ですね。
勉強になりました。