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河口湖大橋(山梨県)の上揚力対策を拝見

 御殿場から山梨に入り、御坂山地に向かうルートに河口湖があります。
 富士山に向かうかのように伸びる河口湖大橋は1971年に架設された橋長500mの橋です。
 そしてまた、インフラめぐりの悪いクセで、橋を横から下からと眺めます。
 中間橋脚には上揚力対策工が左右の腹板にそれぞれ4本ずつの配置されています。腹板を挟んでいますので、2本は下フランジに貫通孔を設けての設置です。

上揚力対策工
上揚力対策工

 そして2つの支承の中間には鋼製ブラケットによる水平力分担構造が設置されています。橋座側のブラケットを設置して、そのあとに上部工側の横梁を配置したものと思いますが、部材の設置の位置調整や設置順序、そして作業される方の位置やスペースなど、いろいろとコンフリクトがある作業メニューを組み立てられた様子がうかがえます。

水平力分担構造(鋼製ブラケット)
水平力分担構造(鋼製ブラケット)