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信玄橋(山梨県)の耐震補強を拝見

 いろいろな橋の耐震補強を拝見していますが、ふと考えると、それは耐震補強メニューや補強デバイスを知っているからであって、なじみのない方にとってはまったくわからないですよね。
 いつになくネガティブな書き出しですが、ふとこのページのバナー写真の説明には困るなぁと感じたからです。
「あれはなに?」「ロケット!」と、そんな会話にもなりそうな上揚力対策工です。

中間橋脚

 橋脚の形状や剛性との関係なのか、L2水平力が大きかったんですね。
 この桁高で上揚力対策工が設置されているのは意外でした。そして構造のディテールを近くで見られて良かったです。

水平力分担構造 横梁+緩衝ピン+コンクリート台座

 水平力分担構造は横梁+緩衝ピン+コンクリート台座の組み合わせのようです。橋座面の上にきれいに設置されていますね。
 もちろん、橋脚補強ありです。
 河川敷を歩けると、間近に見られて良いですね。その橋の特徴が伝わってきます。