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南アルプス街道 早川大橋の補強を拝見

 国道52号から南アルプス街道に入り、奈良田地区に向かう途中の大きなカーブの先に見えるのが早川大橋です。トラス橋の耐荷重補強にかかわる方なら、「あれっ?外ケーブル?」と視線を奪われてしまうかもしれません。

下流の右岸側より

 補強メニューとしては、この先にある奈良田橋と同じ内容かな?と想像しています。縦桁の下に断面補強が見えないので、奈良田橋と違って縦桁補強はしていないかもしれません。(よく見えなかった)

 奈良田橋 橋長 126.3m→63.15m/連 → 支間に5格点(7パネル)
 早川大橋 橋長 111.6m → 55.8m/連 → 支間に3格点(5パネル)
 数mの橋長の違いですが、常時や耐震の解析で違った挙動を示したのか、支間中央部分の当て板補強には違いがありますね。格点部のGussPL周辺では当て板補強のバイパス部もあり、細やかです。

支承付近 ジャッキアップ補剛材や外ケーブルの定着部
支点近くの斜材の当て板補強
奈良田橋より5年早い1956年竣工