ブラケットが口裏にあたって痛いときの対処法
歯列矯正における代表的な悩みの一つが「痛み」だと思います。
今回は、痛みの中でも物理的に器具が口にあたって生じる痛みについて書きたいと思います。
矯正装着を装着した日のレポートにも記載していますが、処置の直後はあまり気にしてならなかったんです。
というのも、矯正器具が装着された違和感が大きすぎて、どこかに当たっているかとか、痛いところはあるかなんて意識は回りません。それに、話をしたり食事を実際にしてみないと、どこが痛いとかも分からないものです。
私の場合は、本格的にやばいなと思ったのは2日目のお昼くらいでした。
仕事上、1日の大半は会議(今はほとんどオンラインMtg)で話しています。会議中は集中しているし、アドレナリンが出ているのか痛みを感じないのですが、会議の合間にふと気を緩めたら右の糸切り歯につけたブラケットが当たるところがとっても痛い。口を動かすたびに突き刺さるというか、えぐられるような感覚すらある。幸いにもまだ口内炎にはなっていないのですが、明らかに跡がついていて出血するのも時間の問題だと思いました。
早く根本的な解決策を見つけなければ、この先2年間苦痛と同居することになるぞと焦ります。
よくよくブラケットの造形を見ると、まぁ引っかかって当然の形態をしているし、矯正が必要な私の歯並びは出っ歯なのでそこにブラケットをつけたら余計に出っ張ってしまって傷つくにきまってます。
これはワイヤーで歯列矯正を経験する人は全員同じ経験をしているはず、ということで即google検索です。
案の定、答えはすぐに出ました。「ワックス」という被せ物をすることで摩擦を減らすのが良さそう。そして歯科医院で出してもらっているケースがほとんどの模様。
いつ口内炎になってもおかしくない状況だったので、ここからは時間との戦いです。まずは担当してもらっている歯科医院に電話します。1度目は話し中。2度目は呼び出し音が鳴ったまま誰も出ない。きっと受付が混雑しているのでしょう。
そこでPlan Bです。きっと一般の薬局で売っているに違いないということでwebで検索。「矯正 ワックス」で検索したら出てきました。天下のamazon様です。
いくつか同じような商品が出てきたのですが、口の中に入れるものなので安さよりも安心と品質重視ということで、口コミを参考に以下の商品をポチりました。金曜の朝に発注して、土曜の朝に到着予定とはさすがamazon様です。
土曜日、待ち侘びていたワックスが到着しました。
早速洗面所で装着。まずは手を洗って、ケースからワックスを3mm程度つまみ取って、指の腹でこねこねします。丸まってきたら、ブラケットに被せるようにして押し付ける。それだけです。たったのこれだけで、これまでの痛みが嘘のように無くなりました。ワックス凄い。ワックス神。
そんなに高いものでもないんだし、歯科医院でも何も言わずに出してくれればよかったのにとも思います。
私は透明のものを購入したのですが、もし白いものがあればブラケットを隠すこともできるんじゃないかと思います。
一つだけコツというほどではないですが、一度に使うワックスの量は少し少ないかなという程度で良いと思います。分厚くつける方が安心なのですが、口にとっては異物であることに変わりはないので違和感が大きくなります。ちょっと薄いけど大丈夫かな?と思うくらいの量をつければ十分です。
・食事中にワックスがとれることは今のところありません。(丸一日経過)
・味や臭いはありません。
・唾液や温かい飲み物で溶けてくるという感覚もありません。
・取るのも簡単です。器具には何の影響もありません。
ワックスを外して口を動かすと、すぐ痛いです。1日1回はワックスを付け替えていますが、付け替えのわずか数十秒の間も口を動かしたくないです。
これから矯正を開始する人は、ぜひ矯正医にワックスを出してもらうように依頼してください。悩む必要はありません。ワイヤーをつけるのであれば絶対に持っている方が良いです。
翌日に配送してくれるamazon様と配送会社には心から感謝しています。いつもありがとう。