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結婚式業界の未来について考える(2023年6月1日配信)
※本記事は毎週配信しているメルマガ「ブライダル業界の"裏"知恵袋」の過去ログです。登録のこちらから(無料)。
おはようございます。
ブライダル3.0を実現したいアナロジーの市川です。
第187回目はテーマは「結婚式業界の未来について考える」です。
今回ちょっと長めです。
(4019文字 / 約8分で読めます)
未来について考える
先週のメルマガの終わりにもちらっと書きましたが、来年で40歳になるんですよ。社会人は16年目になります。早い、あっという間だ。
僕自身のキャリアを振り返ると、新卒はコンサルでしたし途中で他業界でデジタルマーケをやってたりもするので、ブライダル業界経験は約10年ちょっとです。
最近よく「あと何年この仕事をするんだろう」って考えるんですよね。
あ、今の仕事が嫌だってことではないですよ笑
最初にブライダル企業に転職したのが2011年、そこから今日までの10年でもそれなりに大きな変化はあったと思います。
雑誌媒体からネット媒体へのユーザー利用の移行
スマホ普及に伴うSNS活用集客の広まり
CRAZY WEDDINGを起点にした結婚式のオリジナル化
フリーランスのプランナー/クリエイターの増加
業務システムを導入する企業の増加(紙台帳やFAX利用率の低下)
など。
そしてこれから先の10年はおそらくこれまでの10年よりも動きが早く、より広範に、ダイナミックに変化が起こっていくのではないかと思っています。
このように未来のことを考えたときに、何年単位くらいで社会や自社のことを考えて経営していったらいいのかなぁと悩むんですよね。
僕自身の現時点の気持ちで言えば、「一生ブライダル業界に骨をうずめてやってやるぜ!」みたいな覚悟は正直ありません。
人口統計的に避けられない結婚人数の減少=市場規模の縮小
経済衰退に伴う婚礼費用の減少=市場規模の縮小
社会へのAI浸透に伴う業務効率化=必要人員数減=業界雇用市場の縮小
高確率でこうなる未来に対して、あと40年やる覚悟はあるんですか?
いやぁ、今はないっす…、と。
もちろんクリエイターやプランナーの方が個人の範囲で生きていくのであれば、人気があれば市場が縮小しても大して影響を受けない可能性もあります。ただ、自分のスキルや思考性を考えると影響は大きく受けそうで、であれば40歳以降の身の振り方をどのように考えなければいけないのだろうという話。
もっと正確に書けば、いつかブライダルを辞めようというわけではなく、自社ビジネスの対象をどのタイミングでブライダルの外まで広げるかを精度高く判断せねば、と思っています。これを見誤るともう這い上がれなくなりそう、という危機感。
ということで、業界の未来について、出来る限り現実的にどうなるかを考えてみますよ、っていうのが今回のテーマです。
人口統計から考える市場の推移
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