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ゲキサポ!キャリアのビジネスモデルを参考に、ブライダル新規事業を考えてみよう(2020年7月16日配信)

※本記事は毎週配信しているメルマガ「ブライダル業界の"裏"知恵袋」の過去ログです。ご購読希望の方はこちらから(無料)。

こんにちは。
ブライダル業界の知恵袋を運営しているアナロジー代表の市川です。

メールマガジン「ブライダル業界の"裏"知恵袋」では、毎回1つのテーマやトピックについて、ブログでは書けなかった内容をより深く・本音でお送りしています。

第40回目はテーマは「ブライダル新規事業を考えてみよう」です。
元になるブログ記事はなく、「ゲキサポ!キャリア」というHRサービスのビジネスモデルからブライダル業界での新規事業を考えてみます。

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ゲキサポ!キャリア、とは?​

ゲキサポ!キャリアとは「キャリアのプロフェッショナルである専属トレーナーが短期間集中でマンツーマンで支援をする」サービスで、求人紹介ではなくキャリア支援に特化した内容であることが特徴です。

https://www.gekisapo.com/

ご存知の方もそうでない方もいるかもしれませんが、一般的な転職支援サービスのビジネスモデルは次のようになっています。

一般的な人材紹介事業のビジネスモデル

・人材エージェントが求職者を集める
・採用企業に紹介する
・内定が決まり、入社する
・成功報酬を採用企業からもらう(=売上)
こんな流れですね。ちなみに、紹介手数料は求職者の入社時理論年収の30%~35%程度が一般的です。

それに対しこのサービスのビジネスモデルは次のようになっています。

ゲキサポ!キャリアのビジネスモデル

・求職者を集める
・キャリアメンタリングをし、キャリア形成に対しする
・企業への応募は求職者自らが行う
・求職者が相談料として対価を支払う
このような流れです。なお、公式サイトには求職者が支払う具体的な金額の記載はありませんでした。

この2つのモデル、どこが違うでしょうか?比較してみましょう。

ビジネスモデルの比較

具体的な違いとしては

・提供価値
人材紹介:転職の成功/ゲキサポ:転職活動のサポート

・マネタイズ方法
人材紹介:採用企業からの成功報酬/ゲキサポ:求職者からの利用料

・求人紹介の有無
人材紹介:自社保有の求人/ゲキサポ:自社からの求人紹介はなし

といった点です。
※サービスサイトにも比較表がありますが、個人的にはちょっと偏っているかなと思ったので紹介は控えます。

どちらも「転職」というライフイベントに対してのサービスですが、「転職すること」にフォーカスしている人材紹介に対し、「転職活動を通じたキャリア支援」にフォーカスしているゲキサポ、という点が最も大きな違いでしょう。この違いが求人紹介の有無といったオペレーションの違いや、誰からお金をもらうかというマネタイズの違いになっています。

弊社でも人材紹介サービスを運営しているので、同じようなモデルのサービスは定期的に研究しているのですが、その中でも最近気になったサービスだったので紹介してみました(私自身は使ったことがないので、詳しいことは分かりません)。


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