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自分らしい仕事へのこだわりの持ち方(2022年2月17日配信)
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おはようございます。
ブライダル3.0を実現したいアナロジーの市川です。
第121回目はテーマは「自分らしい仕事へのこだわりの持ち方」です。
仕事論的な話です。前回が長かったので今週はちょっと軽め。
(2962文字 / 約6分で読めます)
神は細部に宿る
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「神は細部に宿る」
元々はドイツの美術家や建築家から生まれた言葉だそうで、ディテール(細部)にこだわった丁寧な作品には作者の強い思いが込められており、まるで神が命を宿したかのごとく不朽の作品として生き続ける、という意味。
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この言葉を聞いたことある方も多いでしょう。
僕もこの考え方は大切にしていて、特に自分の生きていく領域を決めた人であればここだけは譲れないという「自分なりの仕事のこだわり」を持っている方がよいと思っています。
ただそれと同時に一つ重要な視点が抜けていると思っていて、それは「顧客が求めていることを解決するこだわりでないと意味がない」ということ。
どんなに自分がこだわっていることがあったとしても、それによって顧客の何かしらの課題を解決しなければそのこだわりの生み出す価値ってゼロなんですよね。
また、そのこだわりを直接顧客が求めていることはむしろ少なく、顕在化している顧客ニーズを解決するためにこだわりが活きてくることがほとんどです。
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例えば、弊社でWEBサイトを制作する場合、画像は必ず軽量化しますしwebpの表示設定もしているんですよね。まぁこだわりの1つです。
ただこれ、顧客から画像形式指定を直接指示されることはまずなく、そして特に聞かれなければこちらから伝えることもありません。でも絶対にやっています。他の会社は知りませんけど。
顧客がWEBサイト制作を依頼する際に求めているのは「わかりやすく使いやすいサイト」であって(ついでに言うとCV獲得できるサイト)、画像形式がwebpであるサイトではありません。
なので顧客のニーズを直接満たすわけではないんですが、その点はこだわってやっています。
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この話と同じく、ウェディングの現場においても神が宿るほどのディティールへのこだわりは必要だと言えるでしょう。
しかし、そのこだわりを顧客が直接求めているわけではないことは理解すること、そのこだわりがあるからこそ顧客の課題解決につながっていることをきちんと自分でも理解してくことが必要だと思うのです。
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