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「自社集客の成功事例」の違和感(2020年12月17日配信)

※本記事は毎週配信しているメルマガ「ブライダル業界の"裏"知恵袋」の過去ログです。ご購読希望の方はこちらから(無料)。

こんにちは。
ブライダル業界の知恵袋を運営しているアナロジー代表の市川です。

メールマガジン「ブライダル業界の"裏"知恵袋」では、毎回1つのテーマやトピックについて、ブログでは書けなかった内容をより深く・本音でお送りしています。

第62回目はテーマは「「自社集客の成功事例」の違和感」です。
最近バズワードのようになりつつある「自社集客」。事例紹介記事を読んだりセミナーで話聞くことも増えてきたのですが、ところどころで違和感を感じることがあります。今回はその違和感の正体と、これからに自社集客に取り組むならどんなことに気を付けたらよいかについてお送りします。


「自社集客」ブーム

今回のメルマガを書こうと思ったきっかけになった記事はこちら。
予約数前年比120%、ベストレート保証を皮切りに仕掛けるT&Gの自社集客事例【Wedding-UP CASE #001

T&Gの自社集客への取り組み事例をウェディングパークが取材した記事です。このシリーズは企画化されるようで、今後もこの企画での自社集客事例の紹介記事は続いていくんじゃないかと思います。

この記事に代表されるように、最近は「自社集客」がブライダル集客での1つのトレンドワードになってきている気がします。

その背景には
・ブライダル媒体(特にゼクシィ)の費用対効果の悪化
・SNS、Youtube、note、tiktokなど、誰でも無料で使えるチャネルの多様化
などがあり、今後もこれまでのようにゼクシィ頼りきりの集客でいいのか?と本気で考える企業が増えてきたと言えます。

その一方、自社集客に関連する記事を読んだり相談を受けたりしていると、時折違和感を感じることがあります。

これまでの常識だった媒体を使った集客から次のステージへと変化していく過渡期とも言える昨今、トレンドだからという理由だけで取り組むのではなく、今一度足元の原理・業界構造から考えておくことが必要かなと。

ということで今回は、「結婚式場の自社集客」について考えていきます。
※ちなみに、ウェディングパークの企画やT&Gの取り組みを批判したいみたいな意図は一切ないので、ここは最初に明確にしておきますね。

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