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技術専門職にビジネスリテラシーは必要?(2020年8月20日配信)


※本記事は毎週配信しているメルマガ「ブライダル業界の"裏"知恵袋」の過去ログです。ご購読希望の方はこちらから(無料)。

こんにちは。
ブライダル業界の知恵袋を運営しているアナロジー代表の市川です。

メールマガジン「ブライダル業界の"裏"知恵袋」では、毎回1つのテーマやトピックについて、ブログでは書けなかった内容をより深く・本音でお送りしています。

第45回目はテーマは「技術専門職にビジネスリテラシーは必要?」です。
ドレススタイリストやヘアメイク、フローリスト、フォトグラファー、MC、シェフなど技術専門職の多いブライダル業界において、ビジネスリテラシーは必要なのか?事業運営や個人のスキル・キャリアにどのように影響するのかについて考えてみます。

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先日の出来事​

先日、ブライダル業界向けの研修にお招きいただいて講演をしてきました。

受講対象者は現役ヘアメイク、フォトグラファーの方がメインで、テーマは「IT・ビジネスモデル・デジタルマーケティング」。開催趣旨は普段あまり触れることのないITについての理解を深めて日頃の業務・今後のマネジメントに活かしていこうというものです。

研修自体は、受講生の姿勢も非常に前向きで内職や居眠りをしている人もおらずワークにも積極的に取り組んでいましたし、私以外にも講師の方は数名いたのですが講義プログラムや資料の質も高いセミナーでした。双方とも極めて真剣に取り組んでいたよい機会だったと私は思っていて、また機会があればお話ししたいなぁと思っています。

ただ、ただですね…。

受講された方々が職場に戻って普段の業務を行うとしてこの研修でお話ししたことを実践する機会はあるのかなと思ったんですよね。つまりは自分のスキルや知識として定着することはあるんだろうか…と。

一社向けの研修ではなく複数社の方が参加されていたので所属企業によって違いはもちろんあるのでしょうが、日頃の業務を聞いているとITやマーケティングは別の人が担当していて自分はヘアメイクやフォトなどについてのみ担当している方がほとんどでした。

結婚式場運営企業所属かベンダー(サプライヤー)所属かは問わず、ブライダル業界で働くスタイリストやヘアメイク、フローリスト、フォトグラファー、MC、シェフなど技術的専門職の方は似たような状況だと思うんですよね。プランナーはもうちょっとゼネラリストとしての側面もあるのでちょっと違う気がしますが…。

そこで、今回はブライダル業界の技術専門職の方にとって、そもそもビジネスリテラシーって必要なのか?必要だとした場合にどのように身につけていけばよいのか?これをテーマに書いていきます。


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