事業ごとの分析のやり方(2024年1月11日配信)
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おはようございます。
ウェディングの民主化を実現したいアナロジーの市川です。
第218回目はテーマは「事業フェーズごとの分析のやり方」です。
今回は実務に役立つまじめなお話。数字を見ることが目的化している企業が多いのでは?ってことを書きます。
(3825文字 / 約7分半で読めます)
日常化した分析業務
日々仕事をする中で数字を見る機会は多いと思います。
定例MTG、経営への報告、業績・営業数値確認、集客数値確認…などなど。
特に近年では
デジタルマーケティングが広がり、集客に関する詳細なデータも手軽に見れるようになった
業務システムを活用する企業が増え、ローデータの取得が容易になった
エクセルやGoogleスプレッドシートを使える人が増えたので分析工数が下がった
このように、業務オペレーションの実績値がデータ化、可視化されるようになってきたので、
過去と比べて見れる数字が増えた
このような背景から、多くのブライダル事業者で数字を見る機会も種類も増えたと思います。
現場メンバー自作のエクセル日報にコツコツと打ち込んでいた時代・上司の経験や勘を頼りにマネジメントしていた時代と比較すると、システムからデータ出力→関数を用いて一発集計することで多くの数字を見ることができるようになり、事実に基づいたPDCAサイクルを回せるようになりました。
しかし、数字の可視化は進んでも"活用"はまだうまくできていない企業が多いように感じています。
当たり前ですが、事業や業務に関する数字を見ることは手段であって目的ではありません。
数字を見ること自体が目的になってしまっていたり
数字を上げるためだけに仕事をしていたり
こうなってしまっては本末転倒です。
例えばダイエットであれば体重を減らすことが目的ではなく
痩せることでモテたい
痩せることで健康になりたい
痩せることでゴルフがうまくなりたい
などが本来の目的になりますよね。
仕事でも理屈は同じはずなのですが、どうも見ることそのものが目的化してしまっている現場が多い気がします。
ということで今回は事業運営における分析についてをテーマにお送りします。
重要なポイントは3つ。
分析における大切な意識を理解すること
KPIには2つの種類があることを知ること
事業フェーズごとの最適なKPIは変わること
1.分析における大切な意識
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