![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/26876244/rectangle_large_type_2_3f203ccc3ff9567306e5b2672fce4ea7.png?width=1200)
結婚式の本質的な価値って何?(2020/5/28配信)
※本記事は毎週配信しているメルマガ「ブライダル業界の"裏"知恵袋」の過去ログです。ご購読希望の方はこちらから(無料)。
こんにちは。
ブライダル業界の知恵袋を運営しているアナロジー代表の市川です。
メールマガジン「ブライダル業界の"裏"知恵袋」では、毎回1つのテーマやトピックについて、ブログでは書けなかった内容をより深く・本音でお送りしています。
第33回目はテーマは「結婚式の本質的な価値って何?」です。
元になるブログ記事はなく、ある動画をきっかけに考えてみたことをお送りします。
サービスの本質的な価値とは?
https://www.youtube.com/watch?v=QyDznlkiFRU&t=7s
私が今回のメルマガを書くきっかけになった動画はこちらです(外部リンク)。
・高級店のテイクアウト、なぜバカ高く感じるのか?〜本質的な提供価値から考えてみよう!
・田端大学Youtube支店
・約20分ほどの動画
少し前の動画ですが、内容を要約すると下記のような感じです。
・客単価5万円の高級レストランが8万円(4人分)のデリバリーを開始した
・しかしながら、その価格は多くの人が高いと感じている
・その理由は高級レストランの提供価値の多くは料理そのものではないからだと考えられる
・高級レストランの本質的な付加価値は空間やロケーション、接待や交際などでのプレミアムな機会の提供
・業態を問わず、自分たちのサービスや商品が提供している本質的な価値を正しく理解することは大切である
物事をハッキリ言うので動画の好き嫌いは分かれそうですが、上記のようなマーケティング視点はブライダルでも同じく考える必要があり、提供スタイルの多様化が予想される今後は多くの業界人が考えているテーマだとも思います。
・通常、15,000円で提供しているコース料理をUber Eatsでデリバリーした場合いくらで売るのか?
・通常、25万円でレンタルしているウェディングドレスを配送して家で着られるサービスを展開したら1回いくらにするか?
・通常、3万円で販売しているブーケをECサイトで売るとしたらいくらになるのか?
・通常、350万円で販売している結婚式をオンラインで開催するとしたらいくらで売るのか?
・というか結婚式場が提供している付加価値ってそもそも何?
こういった難題に対して答えを出していくには「自分たちが提供している価値は何なのか?」を紐解いていくことが必要です。
単品アイテムについて考えることももちろんですが、結婚式は様々なアイテムや要素から成り立っている複雑な無形商材なので、複合的にこれらのアイテムや空間が作り出す価値とは何なのか?という視点も求められるでしょう。
私は結婚式の付加価値は3つに分解して考えてます。
①物質的価値:結婚式で提供する素材そのものの価値
②技術的価値:仕入れた素材を商品化することで生まれる価値
③情緒的価値:「結婚式」という空間・時間によって創り出される価値
今回のメルマガではこの観点で私なりの考えをまとめていきます。
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?