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理想と現実(2023年11月23日配信)

※本記事は毎週配信しているメルマガ「ブライダル業界の"裏"知恵袋」の過去ログです。登録のこちらから(無料)。

おはようございます。
ウェディングの民主化を実現したいアナロジーの市川です。

第212回目はテーマは「理想と現実」です。
事業者目線から見た時の理想と現実の話を書いてみます。だらだらとメモみたいな感じになってしまってすみません。

(3192文字 / 約6分半で読めます)


きっかけ

最近たまたまX(旧Twitter)で見つけたnote。

課題解決としての起業の終焉
https://note.com/kiwiwi/n/n85123a242c18

  • 近年のスタートアップのプロダクトはエンタープライズ向け(大企業向け)が増えた

  • その理由は世の中が便利になりすぎた=解決可能な課題がなくなった

  • また、お金を持っていない人に向けたビジネスが成立することはなく、ゆえに起業のテーマとして選択されることがない

といったことが書いてあり「この状況が続くならば、貧困層向けの課題が解決されることはビジネス観点では未来永劫存在せず、ゆえに格差だけが広がっていく。」と締められています。そんなに長くないので読む時間あればぜひ。

全然ブライダルの話ではないのですが、特に後半の部分と結論部分はけっこうつながる部分の多い内容だと思ったんですよね。

先週のメルマガでなし婚層向けの結婚式についてをお送りしましたが、現状は以下の4つに分類できます。

  1. 結婚式をしたくてお金もある:挙げる

  2. 結婚式はしたいがお金がない:やらない(やれない)

  3. お金はあるけど結婚式はしたくない:やらない

  4. お金もないし結婚式もしたくない:やらない

今のブライダル業界では1の属性の人たちの奪い合いが起こっていて、2-4の属性の人たちに対して新しい商品開発を一部の企業がやっているような状態。

で今回のテーマで考えたいのは、特にこの層の人向けのプロダクトが仮につくれたとして、それって果たして事業として成り立つんだろうか?という内容です。


結婚式ビジネスの事業構造の特徴をおさらい

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