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個人とチームが融合するときのハードルを考える(2021年6月3日配信)
※本記事は毎週配信しているメルマガ「ブライダル業界の"裏"知恵袋」の過去ログです。購読希望の方はこちらから(無料)。
おはようございます。
ブライダル3.0を実現したいアナロジーの市川です。
第85回目はテーマは「個人とチームが融合するときのハードルを考える」です。
今後より人材の流動化が進んでいくと想定したときに起こるであろう、人やチーム間の摩擦について考えてみます。
(5656文字 / 約11分で読めます)
進むブライダル人材の流動化
先週のメルマガでも書きましたが、今後は日本の多くの業界で独立や副業、兼業など様々な働き方をする人が増えていくと思います。
ブライダル業界でもこれまではブライダル企業に雇用され、運営している結婚式場に配属され、そこでウェディングプランナーやその他職種で仕事をすると言うのが一般的でしたが、
・業務委託のプランナーとしてスポットでお客様の担当をする、新規接客をする
・フリープランナーやプロデュースサービスとしてお客様と契約し、式場に入る(借りる)
・お客様自身でプランナーやクリエイターを指名し、個別に依頼する
など、新しいスタイルでの結婚式提供が増えていくと予想しています。
というよりすでに始まっていますよね。
業務委託でフリープランナーに依頼する式場もけっこうありますし、プロデュースやフリープランナーが会場を借りて結婚式を提供している事例も多いです。
ただこれ、プレーヤーが増えてくると同時に「なんかうまくいかないんですよね~」という話もよく聞きます。
例えばこんな話。
・業務委託で入っているプランナーに新規を依頼しているが会場側の人が非協力的でやりにくい
・担当を外部のプランナーに委託しているが社内オペレーションを守ってくれなくて困る
・フリープランナーが会場で結婚式をするが進行等に無理がありすぎて式場側のサービスやシェフともめる
「パフォーマンス=人材ポテンシャル×発揮係数」
みたいな感じなので、ただスタープレーヤーが当日だけ集まってもその実力をちゃんと発揮できる仕組みがないとうまくパフォーマンスが出せない=いい結婚式につながらないわけですね。
先ほどの例のような話は発揮係数を著しく下げているので最適な環境とは言い難く、さらにそれってお客様にとっては全く関係ない話なので、今後はこういった話が出てこないように解決策を考えていく必要があるのかなと思ってます。
※僕が個別に聞いている話が偏っているだけで全体的には円滑に回っているケースがほとんどなのかもしれませんが…。
先に結論から書くと、これらの事象の原因は仕組み不足と感情の2つで、解決策は理論理解と仕組み構築、そしてマインドセットだと個人的には思ってます。
ということで今後の人材の流動化を前提としたときに起こるであろう課題に対し、原因はどんなところからうまれるのか、そしてそれをどのように整理すると解決できるのかについて、ケース別に考えてみよう、これが今回のテーマです。
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