見出し画像

メディア不要論(2024年4月25日配信)

※本記事は毎週配信しているメルマガ「ブライダル業界の"裏"知恵袋」の過去ログです。登録のこちらから(無料)。

おはようございます。
ウェディングの民主化を実現したいアナロジーの市川です。

第233回目はテーマは「メディア不要論」です。
式場マーケというよりは、メディアというビジネスモデルが変わっていきそうじゃない?って話。

(2934文字 / 約6分で読めます)


ブライダル集客の近況

これまでの媒体運用だけでなく、SNSやイベント実施を通じて自社集客に取り組む企業が増えています。また、フリーランスの方はプランナー/クリエイター問わずそもそも媒体がほとんどないですから、自力集客が基本です。

早い企業では2020年前から取り組みを開始しており、またそれ以外の企業でも緊急事態宣言等をきっかけに取り組みを開始したところが多いでしょう。

最近になってその成果の差が顕著になってきていると思っていて、それによって何が起こるのか?を考えてみるのが今回のテーマ。

結論から書くと、自社集客がうまくできている企業ほどメディアへの掲載が不要になるんじゃね?と思ってます。コストの観点でもそうですし、対象となるターゲット層への効率的なリーチという観点からも。

ちなみに、近年では以前のような固定掲載費モデルから成功報酬型(成約手数料型)モデルへと主流が変わりつつあるものの、そこは大きな論点にはならないと考えています。

なので人気の式場ほどメディア掲載の必要性は下がり、逆に人気がない式場ほど媒体掲載への広告宣伝費を積まざるを得ない状況になっていくのではないか?と。

実際、ゼクシィ掲載0.5P/月で年間250組施行してます(1バンケ)という式場も普通にありますし、広告出稿量とCV獲得数の相関係数は以前よりかなり下がってきている気がしています。

一方、メディア利用者の視点で考えると人気の式場や特徴のある式場を知りたいので、そういう式場が掲載を控えるようになると、ユーザーニーズとの不整合が起こる可能性が高くなります。

知りたい情報ほど載っていない(または下位掲載)、知りたいと思っていない情報ほど露出が多い状態。

論理の飛躍があることは認めつつも、究極的にはメディアは不要になるのではないでしょうか?


他業界でも同じようなことが起こりつつある(気がする)

ここから先は

1,978字
この記事のみ ¥ 100
期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?