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持込み規制のない世界(2020年12月10日配信)

※本記事は毎週配信しているメルマガ「ブライダル業界の"裏"知恵袋」の過去ログです。ご購読希望の方はこちらから(無料)。

こんにちは。
ブライダル業界の知恵袋を運営しているアナロジー代表の市川です。

メールマガジン「ブライダル業界の"裏"知恵袋」では、毎回1つのテーマやトピックについて、ブログでは書けなかった内容をより深く・本音でお送りしています。

第61回目はテーマは「持込み規制のない世界」です。
持込み料金が5万円!?はぁ??みたいな顧客の声は何年も前からあるにもかかわらず、なぜ今だに持込み規制があるのでしょうか?
今回はその構造的な背景と、どうやったら持込み規制のない世界をつくれるかについて考えてみようと思います。


結婚式場の持込み規制

たくさんありますよね。
・当館ではドレスは持込不可です。
・ドレスの持込料は5万円/着の持込料をいただきます。
・引出物は300円/個の持込料を頂きます。

よく聞くところだとこんな感じでしょうか。まぁ地域や会場によって様々ありそうですが。。
で、この持込み関する規定について、顧客側からは
・は?謎すぎる
・なんでお金払わなきゃいけないのかわからない
・ブライダルは利益確保のためにがめつすぎる
・提携ドレスショップいったけど気に入るドレスがなくて悲しみ
などなど、ネガティブに捉えられることがほとんどのように思います。

一方、最近では持込み規制を緩和する式場が増えてきたり、持込フリーを売りにするメディアなども登場してきて少しずつですが変わってきている感があります。さらに新興勢からは「ブライダル業界の悪しき慣習を撤廃すべし!」のような威勢のいい投稿もよく見かけますね。

僕個人としては「顧客、式場、サプライヤーの三者のメリット・デメリットが最適なバランスになる」ところに落ち着けばいいんじゃない?と思っていますが、この「最適なバランス」の実現がなかなか難しい。

というこで、今回は「結婚式場の持込み規制」について考えてみようと思います。
※持込み規制がかかるアイテムは様々ありますが、話が散らかるので今回はよく話題になるドレスの持込規制を例に話していきます。

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