ドレス迷子の花嫁に心添わせて。オンライン接客にて解決しましょっ!
お疲れさまです。昨日の投稿の続きです。昨日、ドレスサロンの80%がかかえている課題について書きました。花嫁にとっては、課題と思われていることがイヤだと思います。だからこそ、これを機に解決してまいりましょう。ドレスサロンの方が、この解決法を実践するにあたり、ひとつだけお約束ください。
「花嫁に心添わせて。」
花嫁が迷っているとき、それは目の前のことに迷っているように見えますが、もっと深いところに、別の迷いが存在しています。見えづらいと思いますが、心添わせていると見えてきます。または、花嫁自身が語りはじめます。その時がきたら、うん。うん。と、うなづいてくださいね。
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◇ 前回の投稿内容にふれる
「① SNSであつめたドレス写真などを、たくさん持参される」現状がある。これだけを聞けば、好きなドレスを一生懸命さがして、楽しかっただろうな~。と、とても喜ばしいことです。業界外の方からすれば、なぜ?課題化するの?と、不思議に思われると存じます。
① 二つの状況
1)来店予定先のドレスデータだけを集めている場合
2)あらゆるブランドのドレスデータを集めている場合
主語は、花嫁です。ドレスサロンにて、よくある二つの状況から、花嫁はドレス迷子となり、担当スタイリストは、接客時間が足りなくなることや、強く言えない自分の能力を卑下してしまい自信喪失へと進んでしまいます。もちろん、状況が課題化してしまうのは、担当スタイリストの接客技術不足です。
実は、「解決する方法を知らない現場」この現実の方が、大きな課題です。
前回の投稿はこちらです。
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◇ オンライン新規来店予約の時
ドレスサロンへ、新規来店の予約が入る入口は様々です。本人から、契約式場から、ご両親から、エージェントから、紹介カウンターから、紹介者から、等々。ツールも、メール、TEL、SNS、等々です。
予約先の選択肢。コロナ前は、オンライン、オフラインの選択肢は、ほぼありませんでした。実店舗への来店予約が、ほぼ100%です。コロナ後から、二つの選択肢ができました。「オンライン新規来店」「オフライン新規来店」withコロナ、afterコロナの現状に合わせて、どちらかを選べるドレスサロンが増えてきています。
今回は、「オンライン新規来店」希望の場合で書きます。
・ドレス写真データについて聞く
「ドレス写真を、データにて集められていますか?何枚くらいありますか?凄いですね。気になるドレスがたくさんあると、迷うかもしれませんが、憧れが具体的になるので、とってもいいと思います!どんなデザインですか?見たいです。」
「気になるドレスは、10枚以上ありますか?10枚くらいに絞り込むことはできますか?」
「絞り込んだ10枚を、私宛に送ってください。」
ようは、オンライン新規来店予約時に、花嫁が一生懸命さがした「気になるドレス」の、写真を見てみたい気持ちをお伝えください。わくわくの幸せな気持ちは共有したいですよね。
送付されたら、まずは、デザイン分けをしてください。オンライン新規来店の時、「気になるドレスデータ」としてデザイン分けしてまとめたものを、リアルタイムで送付してください。タイミングは、ご挨拶の後です。
「じつは、サプライズプレゼントがあります!これから、アイフォンへ送りますね。」
「素敵なデザインのドレスばかりでした。なので、きっときっと迷われているだろうと思ったので、わかりやすくデザインごとにまとめてみました。ドレス選びの参考にしてください。」
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◇ 結果
これを行っていただくことで、「気になるドレス」写真データを、オフライン新規来店時にひとつずつ見ることは無くなります。相乗効果として、実店舗へ新規来店の時に、いいことが幾つかあります。
・花嫁の好きなドレスが把握できている
・花嫁の味方であると信頼されている
・花嫁がドレス選びのプロだと認識しはじめている
そのためには、写真データをデザインごとにまとめて送る。だけではなく、オンライン新規接客までに、目の前の花嫁の気持ちになって、ひとつひとつのドレスデザインを研究してくださいね。これは、ブライダルスタイリストとして必須です!心添わせて。
※今回は、「ドレス」で書きましたが、メンズでも和装でも同じです。商品に合わせた、言葉遣いや話法は必要なので、それはスタッフ全員で考えてみてください。考えた後は、まとめて共有しておきましょう。
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オンライン接客についての投稿は、こちらのマガジンでまとめています。
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結び。
お疲れさまです。お忙しいところ、投稿を見てくださりありがとうございます。時代が、変わるかわると言われて、結婚式も今までとは違う結婚式ができてくる。または、新しくなり、変化してくると言われてます。そして、その姿が試行錯誤の上、徐々に出来上がり現れはじめました。
どんなに時代が変わっても、変わらないものがあります。そのひとつとして、花嫁がウェディングドレスを着たい気持ち、白無垢を着たい気持ち、それは変わりません。花嫁姿に憧れない女性はいません。たくさんの花嫁に出会ってきた私には、おごりではなくその気持ちがわかります。
今回は、「ドレス迷子の花嫁」「解決する方法を知らない現場」この両者の気持ちをすこしでも楽にしたい。と思い書きました。まだ、これだけでは解決にはなりませんので、続けて書いていきます。
追加で、結婚式の姿かたちが、どのように変わっても、大切なものを置き去りにしない形であって欲しいです。
時代が変革するとき、大急ぎで走り込み過ぎると、「大切」をついつい忘れがちになるときがあります。その様は、お客さまにも分かります。焦る姿は、どのように繕ってもわかってしまいます。大切な、モノ、コト、人へ心添わせて。
では、では。
明日も、会いましょう!
出会ってくださり、ありがとうございます。サポートは、少し先で叶えたいことがあるので、そのために使います。目の前のことに、気持ちを込めて向き合って参ります。by takako