【 セロリ : 肝にこもった熱をリリース 】
食材のチョイスが、どうしても私の体質寄りになってしまうのですが…(笑)
今日は『セロリ』です。
実家ではあまり登場しなかった食材ですが、イタリアンのレストランでバイトしていたときから、割と身近になった野菜。
とはいえ、独特な風味があるので、私もレパートリーとしてはミネストローネくらいなのですが…。。
どうやら、私の体質にあってそうな食材だったので、今日はこちらを記します。
セロリは、『涼性』に属する野菜。
食用としては茎のみを利用することが多いですが、実は葉の方が栄養価が高い!
葉は、コレラ(コロナではないです。)に効果があり、虫刺されの解毒や血圧の降下の作用があります。
種子の油には精神安定やけいれんを解消する作用もあるそうです。(なかなか入手に難しいでしょうが…)
古典では、お酢と一緒に食べると、歯を悪くするので注意が必要とのこと。
気を降ろす働きがあるため、高血圧タイプの『肝陽亢進』タイプの人にぴったりな野菜です。
エネルギー不足タイプの『気血両虚』や、冷え性タイプの『陽虚』タイプの人は、控えた方がよいでしょう。
また、出産後も体力の回復のために涼性の食べ物は控えた方がよいです。
また、体の水分排出を促したり、気血の巡りをよくして生理不順にも効果があります。
現代の研究よりセロリを分析すると。
セロリ独特の香り成分である、アピインには様々な効果があります。
ストレス解消、食欲増進、頭痛、中枢神経安定作用、抗けいれん作用など、現代人が抱える悩みに嬉しい効果が詰まっています。
血圧を下げる効果は、カリウムに由来しています。カリウムの利尿作用により、血圧を降下させます。
他にも、セロリの繊維質が腸内酵素と共に便通をよくして、ガンを抑制する効果もあるそうです。
血圧が高い人は、セロリをすりつぶした汁を飲むと良いと…。。
これは、なかなかな罰ゲームですよね(笑)
カリウムは水溶性ですので、生で食べるか、スープにして飲むとよいそう。
さらには、葉っぱまでしっかり食べることがポイントのようです。
ちょっと私もレシピを開拓してみたいと思います!