想像力の円環―それが愛のイマジン
相手のことを思いやるとは、どのようなことなんだろう?
誰かが誰かにある言葉を投げかけるとき、
信頼関係がある同士であればあるほど、
その言葉が出るまでには色々な人生経験やお互いの積み重ねてきた時間などが無意識にあらわれるものだと思います。
きつい言葉でアドバイスや論じてきたりする人も、それまでにたくさん恩に感じていたりその人を尊敬する出来事があれば、
聞き手も、私のためを想って言ってくれてるんだ、とすぐに理解して感謝の気持ちをもって聞けるでしょうし、
逆にそこまで信頼関係を結んでいない同士が深い部分まで突っ込んだ話をしてしまうと、軋轢になりかねません。
信頼関係とは、どのようなことでしょうか?
価値観は人それぞれ違うので、どんなに親しくなっても、きっと趣味も言論の仕方も違うということもあるでしょう。
僕は、こう考えます。親しさとは、この人は私がこんなことを感じていると分かってくれるのではないか、という”安心感”から生まれると思うのです。
それは、相手がこのような言葉を受けたら、こんな気持ちになる...ということを”想像”できる心です。
一つの出来事の周りには、円を描くように色々な出来事や色々な感情が渦巻いています。
人望がある方ほど、その感じ取れる円が大きく、想像力が豊かな方なのでしょう。
まだ、僕は小さな円しか想像できない人間であると自覚しています。
きっと、樹木の年輪と同じで、たくさんの経験を積んでいくことで、その円を大きく描ける、愛をイマジンできる人間になっていくのかもしれません。
大きく、円を描く―それこそが、きっと、愛のイマジン。
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2018年、ビクターよりメジャーデビュー。シンガーソングライター/トラックメイカー。愛猫カールをこよなく愛す。ベイスターズと北欧料理に励まされるピアノマン。◆新曲「三角形のミュージック」MV→https://youtu.be/hKb500zLQCE