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7-7-7:5cTD 1cc HiLoBad Split 777tri/7lo/7b 考察
7-7-7(5c TD w/1cc hi-lo-bad split/777B 7B 7B)
— まさお (@oasam_mg) January 11, 2025
何て??????????? pic.twitter.com/0qSzDz6hs9
皆さんは 7-7-7 と言うポーカーを知ってるだろうか?僕は以前にポーカー勉強会でしゅりさんに教えてもらったのですが、Xで実際のプレイしているプレイヤーを見かけて、面白そうと思い、早速カジスポで遊ばせてもらいました!
7-7-7めっちゃ楽しかった、4バドウィール6スト気持ち良すぎる。画像は違うけどめっちゃ出来る。 pic.twitter.com/1U2oKsS3sh
— こだま@ASPT仁川1/21-26 (@boorian2) January 12, 2025
ルール
5Card(6Card) A-5/Badugi/Hi トリプルドロー 1コミュニティカード 7Lo/7Badugi/777 or betterというトリプルスプリットポットのルールです。
他のドローゲームと同様にボタンの左側からブラインドを払い、5枚または6枚配られた後にバーンを刺さずコミュニティカードを1枚開いてUTGからプレイします。ショウダウンまでのチェンジラウンドやベッティングラウンドも同様です。
勝敗はA-5で1番強い人がポットの1/3、Badugiで1番強い人がポットの1/3、DrawHiで1番強い人がポットの1/3を獲得します。各ゲームのクォリファイアに満たしていない場合は無視され、全員何も満たしていない場合はチョップとなります。
![](https://assets.st-note.com/img/1736866988-lNRtIKj5cQihaZBJDFX6WCog.png?width=1200)
例えば Ah2c3d4s7h vs As2s3s5s6s だと、前者がBadugiで後者がLoとHiなので、1:3でポットを分けます。Ah2c3d4h7h vs As2s3s5sKs だと、Badugiはなく前者がLoで後者がHiなので1:1でポットを分けます。Ah2c3d4h7h vs As2d3s4h6s だと、HiもBadugiもなく前者は7Loで負けで何もなし、後者がLoなので、後者のスクープになります。
原理原則
役に立ちそうなゲームの性質をまとめてみました。
フリーロールの原則
ハイローゲームはフリーロールが存在する場合、エクイティが強固な方を優先的にプレイします。しかしこのトリプルスプリットポットは、HUの場合だと2つ獲得できないとマイナスになってしまいます。さらにHi、Lo、Badugiを満たしスクープすることはとてつもなく稀です。ウィールバドゥーギは非常に強いのですが、フラッシュやフルハウスには負けます。つまり、スクープできる時は必ず自分以外のドローミスが必要になってきます。
例えばA234rからの1枚チェンジを考えると、Badugiの1/3は確定してからのLoドローとなります。またコミュニティカードが7の場合、7Loが確定している状態からのウィールドローとなります。他にもA234KモノトーンだとAフラ確定からのウィールドロー、777h5d+4s(コミュニティカード)などで7トリ確定からのバドゥーギなどがフリーロールです。またトリップスからのフルハウス/クワッズ or Badugiのフリーロール、フルハウスが確定しているとフリーロールはありません。他のフリーロールに比べて、Hi側はストレートやフラッシュはとても脆弱でフルハウス以上ないとHiはほぼ確定しないと言えます。トリップスなんて論外と言えそうです。
フルハウスが確定するとLoもBadugiも完成しないということからHi側のレンジは他方向のレンジに対してとても弱いというのが分かります。またHiはLoへの転身やフルハウスが確定していない場合はとてもパッシブにプレイすることが肯定されそうです。
5枚役からのフリーロール
Badeucey/Badaceyではバドゥーギからのローへのフリーロールしかありませんでした。しかし、このゲームはコミュニティカードを使うことで6枚目をフリーロールのリドローに使えます。
![](https://assets.st-note.com/img/1736861384-juk5wB4ZoiJCYW2nsO1AVpvU.png?width=1200)
具体的にいうと、ハンドがAs2h3d6s7sだと他のゲームではドローミスがあり得るのでチェンジすることができませんでした。しかしコミュニティカードが4dの場合、なんと6ローが確定しているので7を切ってより強いローやバドゥーギをリスクなく狙うことができます。またコミュニティカードが4cだとバドゥーギが確定しているので6、7の2枚もチェンジすることが可能です!(実戦ではNo2ローは崩すのが勿体ないので1枚になるかと思います)
ただ前述の通りフリーロール自体が強いものではないので、ハンドの強さとポットの取れる条件をまとめてみます。
スクープの難易度
各ハンドの強さによる具体的なスクープの条件を列挙しました。
A234r+56: Wheel, No1 Badugi, 6Hi Straight
他Wheelなし、他No1Badugiなし、6ハイストレート以上なしA2345s+6s: Wheel, 6Hi Straight Flush
他Wheelなし、BadugiなしA234r+6: 64 Lo, No1 Badugi
Wheelなし、他No1Badugiなし、ハイなし23456: No6 Lo, No4 Badugi, 6Hi Straight
No6以下のローなし、No4以下のBadugiなし、6ハイストレート以上なしAA+A234r: No1 Badugi, Trips
ローなし、他No1Badugiなし、トリップス以上なしAAAAx: Quads
ローなし、Badugiなし、ストフラ以上なし
強いハイが存在しないというのは割と実現しそうな気もしますが、Badugiなし、ローなしというのは相当ありえないです。クワッズにしてはストフラドローに対してかなりの負のフリーロールというのが分かります。
またこのゲームはローやバドゥーギが非常にできやすく、特にコミュニティカードが7以下の場合、6枚中4枚を使って7Badugi以上をつくるので、上記のリストの内2、5、6などは壊滅的と言えるでしょう。具体的にどれくらいの確率で役が完成するかは調べたいと思います。
パットレンジのキャップ
このゲームはフリーロールがかなり多く、最後までパットするケースがあまりありません。具体的には、コミュニティカードが機能していない場合かつ非Badugiの時のみです。それ以外は強さを隠すためのスロープレイかなと思います。
パットをするというのはこれ以上改善が見込まれない場合を示します。7バド7ローの切れないケース、ロー確定して切れないケース、切れないハイが完成しているケースです。例えば7-77KKKみたいな場合でも7を切ってKKKKを目指すべきです。理由は2つあり、いるかもしれないAフルハウスを捲るためと、ロードローに偽りチェックを引き出すためです。ドロー側のレンジがポラーになり、例えばラストベットで弱いバドゥーギを下ろせる可能性があります。4way以上だとほぼハイナッツはなるべく巻き込むプレイをする必要があるのでまた異なったプレイがあると思います。
コミュニティカードによるEQの変化
TBD: 5枚6枚でのLoとBadugiの出現率
戦術の考察
長過ぎるので別の記事にするか、気力があれば随時アップデートするかもです。
スターティングハンド
TBD: コミュニティカードによってレンジが変わりそう。コールレンジはかなり広そう。投機的なハンドで参加し、周りを巻き込むEVの高いプレイをする。プリフロ以外のアイソレートするためのレイズは殆どなさそう。
WIP: HUとマルチウェイ
TBD: 人数による戦略の変化をまとめる
まとめ
7-7-7 の特徴的なポイントを纏めてみました。ハイローゲームはスクープするのを重視するけど、このゲームはスクープが非常に難しいので変わった戦略が求められるのは面白かったです🤣
レーキを考えると結構地獄なゲームだなと思ったので、6人くらい人数はほしいですね。
ゲームバランス的にはリバーでもう1枚コミュニティーカードあってもいいかなと思いました。理由はエクイティの逆転とフルハウスやトリップスにローやバドゥーギがあり得るからです(あと7枚の方が777っぽい)。8-8-8(A-5が2-7になるヤツ)もやってみたいですね!