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【セミナー】不祥事・不正に対する企業の“免疫力”の高め方 ~企業風土によりフォーカスした不正の予防・早期発見に向けた取組~

日時

2025年1月17日(金) 14:00~17:00


講師

西村あさひ法律事務所 パートナー弁護士 鈴木悠介 氏

2007年東京大学法学部卒、㈱TBSテレビ入社。社会部などで報道記者として事件・事故取材にあたる。報道記者の経験をいかし、法務・コンプライアンス部門だけでなく、広報部門とも戦略的に協働しながら、国内外での各種危機管理対応に従事。不祥事の事実調査・原因分析においては、ジャーナリスティックな視点をいかし、表層的な原因分析にとどまらず、業界構造や組織風土等の“真因”に迫った分析を行う。その上で、社内外へのトップメッセージの発信、企業理念の策定、階層別のワークショップ、従業員の意識調査等の各種施策の立案・遂行にまで深く関与し、組織風土・役職員の意識改革も含めた再発防止策の実践をサポートしている。公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会正会員。[主な論文/著書]「『忖度』から考える企業不祥事“妙薬”の効能と副作用」(レクシスネクシス・ジャパン、Business Law Journal 2018年2月号) 、「元報道記者の弁護士が解説する戦略的危機管理広報」(経済広報、2019年3月号)、「不正・不祥事発覚後の社外対応の勘所」(レクシスネクシス・ジャパン) Business Law Journal 2017年12月号『危機管理法大全』(共編著、商事法務、2016 年) 、『改訂版 役員・従業員の不祥事対応の実務~社外対応・再発防止編~』(共編著、第一法規、2024年)


開催にあたって

不祥事・不正を予防するため、多くの企業が、ルールやマニュアルの整備、役職員に対する研修・教育等に注力していますが、不祥事・不正の発生が後を絶ちません。コンプライアンス意識の向上を目的として、企業が様々な施策を講じても、むしろ現場に“コンプライアンス疲れ”や“名ばかりコンプライアンス”が蔓延している現実があります。

本セミナーでは、こうした従来型のコンプライアンス施策とは少し視点を変えて、企業風土改革によりフォーカスした不正の予防・早期発見に向けた取組についてご紹介したいと思います。特に、新卒一括採用・終身雇用を基本とした日本型組織の場合、その組織の均質性・同質性の高さゆえに、悪しき組織風土が生まれやすい部分もあります。

企業理念を活用した実践的な企業風土改革を通じて、不祥事・不正に対する企業の“免疫力”を高める方法について解説いたします。


対象

コンプライアンス部門、監査部門、経営企画部門、その他関連部門のご担当者様


プログラム

1.属人風土に着目した組織風土チェック

  1. 属人風土とは?

  2. 属人風土が高い組織では、何が起きるのか

  3. 日本型組織の傾向

2.日本型組織の傾向①~忖度~

  1. 忖度の効能と副作用

  2. 忖度が引き起こす企業不祥事の類型

  3. 忖度する側と忖度される側の認識のズレ

3.日本型組織の傾向②~空気(同調圧力)~

  1. 山本七平氏の「『空気』の研究」における指摘

  2. 同調圧力を和らげるための「多様性」・「心理的安全性」

  3. 「権力格差指標」の高い日本社会

4.日本型組織の悪しき風土を改善するために

  1. 自社の「らしさ」を見つめ直す

  2. 組織体制やルールは、組織の理念に最適化する

  3. 企業理念、パーパス、ミッション、バリューの違い

  4. よい企業理念、悪い企業理念

  5. 職業的自尊心を高める上での留意点


受講料

1名につき
会員 38,500円(本体 35,000円)  一般 41,800円(本体 38,000円)


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