
画力を高めたいなら、プロになれ
「早くプロのようなイラストを描けるようになりたい!」
「イラストレーターになりたいけど絵が下手だから自信がない…」
そんなお悩みをもつ方、さっさとプロになった方が早いかもしれませんよ。
こんにちは、四次元イラストレーターの西城澪です。
画力を上げてからプロになろう。そう思っている方が多いですよね。
でも私はそうは思いません。
むしろ、絵がヘタならプロになってしまった方が画力は上がるんです!
その理由を説明していきますね。
◆仕事をもらえば、イラストを描く機会が増える
イラストレーターになりたい人ならもちろん絵を描くのが好きだと
思いますが、それでも描きたいものが思いつかないときってありますよね。
私もイラストレーターになる前、描きたいものがなくて紙の前で鉛筆を
握りしめたままボーっとしていたことがよくありました。
でもそうなるとどんどんモチベーションが下がっていきますし、
イラストを描くこと自体が減っていってしまいます。
手を動かして1つの作品を描き切るというのは、イラスト上達への1番の
練習方法。その機会が減ってしまうのは避けたいです。
ならば! 仕事を請け負って、強制的にその母数をあげましょう!
仕事を請け負えば、描きたいものが思い浮かばなくても
コンセプトや設定などは依頼人が提供してくれます。
構図やポーズなども指定してもらえばあとは描くだけ!
イラストを描く機会を自然と増やすことができます。
すると当然、画力は上がっていきます。
というが上げるしかない状況になります。
仕事として請け負うわけですから、てきとうなクオリティにはできません。
描いたことがない依頼がくれば、描くために資料やコツなども探します。
どういうことかというと
ただでイラスト練習の機会を増やすことができちゃうんです。
たくさん練習を積むことができるので、その分成長することができます。
◆コンテストやコンペを利用してモチベを上げる
こちらもとにかくイラストの練習をする機会を創出することが狙いです。
コンテストやコンペでは、イラストのコンセプトや描くものが決まっている
ことがほとんどなので「よし!描くぞ!」とすぐに取り組める点がGOOD。
細かいフィードバックを得ることがむずかしいのがデメリットですが、
応募だけなら全くのシロウトでもしやすいので、仕事よりも精神的ハードルは若干下がりますね。
落選してもイラストの練習になったことは事実なので、ムダにはなりませんし、「悔しい!」という気持ちが生まれれば、どうすればクオリティが上がるか?を真剣に考えるようにもなります。
モチベーションの維持にとても役立ちますよ。
入賞すれば賞金をもらえる場合があるので、
イラストでお金を稼ぐという一歩を踏み出せて、自信にもなります!
私もはじめてイラストでお金をもらったのはコンテストでした。
◆ヘタなのに……という遠慮はいらない!
「練習で仕事を受けて良いの?」
「ヘタなのにコンテストに応募するのが恥ずかしい」
なんて思うかもしれないが、私なんて仕事でいつも新しい技法に
チャレンジしています。練習の場が仕事といっても差し支えないです。
依頼人にとっては練習だろうがなんだろうが、修正や細かい指定などに
きちんと応えてもらえて、自分の求めるものを得ることができればOK。
依頼人が満足する作品を提供できれば、お金をもらって問題ないんですよ!そこを遠慮している時間がもったいないんじゃないかな~と思います。
「どうしても練習で依頼を受けるのは忍びない……。」と思う方は、
twitterなどで無償依頼を受けるという方法もありますよ!
大切なのは、たくさん練習の機会を創出すること。
そのための手っ取り早い方法をチョイスしましょ!
大丈夫。どんなプロも最初はヘタっぴだったはずですから。
◆まとめ
画力を上げてからではなく、今すぐイラストの仕事をスタートさせた方が
いい理由、伝わったでしょうか?
おさらいとして「仕事・コンテストを使って画力を上げるサイクル」を
まとめてみます。
仕事・コンテストでは普段描かないものを描く
➡描くために資料や描き方のコツを探す
➡依頼人や担当さんがおかしな点を指摘してくれる
orコンテストで入賞/落選の結果を得ることができる
➡期限や責任が生じるため必ず完成まで仕上げなければならない
➡仕事・コンテストを終えるたびにレベルアップ
私はこのサイクルを使って「これでまた絵が上手くなるぞ〜!」と
わくわくしながら普段から仕事をしております。
中途半端な作品は、仕事だったら契約違反。
コンテストだったら落選は当然。
描いたことのないものを描き、デッサンの狂いは修正され、
悔しい思いをし、限られた時間内に完成させなければならない。
画力が上がらないワケがないんです!
プロをめざしている方には、ぜひ今日から「私はもうプロだ!」と宣言して仕事やコンテストを通して、レベルアップしていってほしいと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!