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趣味の備忘録・・JR東海 371系

趣味の備忘録 今回はJR東海最初の在来線特急形電車、371系電車。

JR東海の車両と言ってもその運用は元々御殿場線と小田急電鉄の相互直通運転なので、名古屋に住んでいる身としてはあまり馴染みのある車両ではなかった。

ところが2012年3月のダイヤ改正にて同車両は特急「あさぎり」としての定期運用を終了。
その後はJR東海管内、主に静岡地区の臨時列車の運用に就いていたのだが、翌2013年、中央西線を走る「中山道トレイン」として名古屋地区に姿を現す事になった。

名古屋地区でJR東海の在来線車両を見ていると特急も普通列車も基本的にはシルバーのボディにオレンジのラインというカラーリング。まぁ極端な言い方をすれば「みんな似たようなデザイン」な訳だが、そんな中でこの371系電車は異色の存在。白い車体に青いラインの塗装を施した流線形のデザインは新幹線を思わせるカッコ良さ。いや、今の新幹線よりカッコ良いんじゃないかと思う。
そんな列車が名古屋地区にやって来る。という事で今回はその異色の存在を追いかけた時の記録です。

まずは2013.5.26(日) 名古屋地区に来て行われたハンドル訓練(大垣~豊橋間)の記録。
平日だけでなく休日にも走ってくれたという事で沿線は結構な賑わい。木曽川駅近くの有名撮影地と尾張一宮駅にて。


2013.6.16(日)中央西線での試運転。ダイヤは非公開なので前日の走行記録や目撃情報等を頼りに追っかけ。
まともに撮れたのは恵那駅で待機中のこの1枚だけ。


いよいよ本番 2013.10.20(日) 奈良井行きを南木曽駅にて

奈良井に着いた列車は一度木曽福島まで戻り、そこからまた奈良井へ回送し上り名古屋行きとして走行するという運行パターン。
藪原駅近くで奈良井への回送と名古屋へ帰る上りを撮影。


2013.10.20(日) 下り奈良井行きを田立駅、上り名古屋行きを田立~坂下間にて。この日は両方とも失敗作。


2013.11.3(祝) 大桑-須原間にて下り奈良井行きを撮影。
撮り鉄的に中央西線と言えばEF64が牽引する貨物列車撮影の聖地みたいなもので、ここはその中でも有名な撮影地。
まぁ悪くは無いと思うのだがここは貨物列車みたいに長い編成でないと映えないかな・・

木曽福島駅にて待機中の様子。そういえばこの日の上り名古屋行きの記録は残ってなかった。
たぶん失敗してRAW現像にすら値しない画だったんだと思う。


翌2014年。この年の秋にも371系は中山道トレインとして名古屋地区に戻ってきてくれた。
ただこの年に引退するという情報が既に入っており、撮影はこの2014年秋が最後になった。
この年は休日でも何かと忙しく、沿線に撮影に行ったのは結局1回のみ。
下り奈良井行きを武並駅近くにて。


確かこの日は午後から雨の予報。それならどうせ最後だし乗ってみようという事で指定席を確認したらまだ空席あり。
指定券を確保して奈良井駅へ。下は名古屋に到着時に撮った一枚。


運行最終日、この日は所用で日中は撮影に行けず。ただ列車は夜には静岡へ回送されてしまうので名古屋地区で見られる最後の姿を撮りに回送列車を追っかけ。まずは笠寺駅にて。

安城駅まで追いかけ、ここで最後の記録。


2013年に371系が名古屋地区に来るというニュースが入った時、
「お?観光列車として残すつもりなのか?」とちょっと期待しましたがやはり現実はそう甘くはございません。
元々1編成しか無い列車。定期運用を終了した時点で既に運用開始から20年は経過していた訳でそれなりに老朽化も進んでおり、全検(車で言うところの車検)を通してまで存続させるつもりも無かったようで・・
ただ2000年代後半~2010年代前半あたりはブルートレインや国鉄型の列車など、旅客列車には撮りたい列車が段々と無くなってきた頃なので、短い期間だったけど楽しませてもらいました。

しかし、捨てる神あれば拾う神あり。その後371系はJR東海での運用が終了した後、翌2015年富士急行へ譲渡され現在は内装と車体色を一新して「富士山ビュー特急」として活躍中。
このご時世もあり遠征には中々行けてないが、いつかは富士山と絡めた絶景を撮りに行かねば・・

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