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趣味の備忘録・・北陸地方を駆け抜けた夜行列車

以前の備忘録で、国鉄型の車両を追いかけて関西地方に出向いた際の記録をUPしたが、当時は同じ目的で金沢・富山といった北陸地方にも出掛ける事も多かった。今回はその時に撮り溜めた記録の中から北陸地方を走った夜行列車の記録をUPします。

特急「北陸」、急行「能登」

両方とも金沢~上野を結んだ夜行列車。北陸から首都圏への在来線ルートは上越新幹線と北陸新幹線(その前身の長野新幹線)の開業で列車体系が色々と変化しており、その変遷を説明するとかなり長くなってしまうのだが、最終的には両方とも長岡から上越線経由で上野へ向かうルートで運転されていた。特急「北陸」は14系客車のブルートレイン、急行「能登」はボンネットスタイルの489系。両列車とも2010年3月のダイヤ改正で定期運転を終了。

両列車の出発時刻が近かったという事で金沢駅では並んでいる姿を撮る事ができた。

金沢~上野というのは夜行列車としては距離が短い。よって両列車とも終点到着の時間はラッシュアワーが始まる前の早朝になる。
その為明るい時に撮れる季節が限られていた。

下り金沢行の富山着は朝5時台
終点金沢の到着は6:30前後
上り上野行きを日暮里近辺にて。「北陸」の方は金沢-長岡をEF81が、長岡-上野をEF64が牽引。


特急「日本海」

大阪~青森を結んだ夜行列車。青函トンネル開通から数年は函館行きを含めて2往復運転されていた。
2012年3月のダイヤ改正で定期運転を終了。

余談ですが、私は札幌市内の公立高校を出ており、その修学旅行は
・札幌→函館(特急北斗)
・函館→京都(特急日本海)
・京都→奈良(近鉄特急)
ここまでを一気に乗り継ぐという超強行軍でございました。所要時間合計約24時間です。しかもこの後奈良観光をしてその日の夕方に再び近鉄特急で京都へ戻るというめちゃくちゃな行程。日本海で京都に到着した時、長時間の乗り物酔いでダウンして奈良へ行けなかった人、何人かいたなぁ・・ その後京都で3泊し、帰りは伊丹から飛行機だったんですけどね。
元々鉄道マニアですし、高校生だから体力もあったので全然苦ではなかったですが、今思うとすげぇ強行軍だったなぁ・・
何より引率の添乗員や先生方が体力的にもキツかっただろうと思います。

さて余談はここまでにして、この列車は北陸含め関西でそれなりの頻度で撮ってきたので、東から順に並べていきます。

高岡駅にて青森行きをバルブ
金沢に入線する大阪行き
新疋田駅にて
湖西線 小野駅にて
東海道線 岸辺駅にて
青森行きを新大阪駅にて
大阪駅にて出発を待つ青森行き


特急「トワイライトエクスプレス」

大阪~札幌を結んだ豪華寝台特急。実家が札幌という事もあって、名古屋から帰省するのにわざわざ大阪まで行ってこの列車を何度か利用させていただいた。2015年3月に運行終了。車両はこの後もJR西日本管内各地を走行する観光列車として運行されたが2016年3月にその役目も終了。
上下とも北陸~関西は明るい時間に通過するので他の夜行列車に比べると撮るのは比較的苦労しなかった。この列車も東から順番に・・

北陸本線 水橋付近にて
高岡駅にて
北陸本線 加賀笠間付近にて
北陸本線 動橋(いぶりばし)付近にて
北陸本線 細呂木付近にて
敦賀駅にて
湖西線 志賀-蓬莱間


急行「きたぐに」

大阪~新潟を結んだ夜行急行。昼夜兼行で使用できる寝台電車583系最後の定期運用。「日本海」同様2012年3月のダイヤ改正で定期運転を終了。
運行時間が深夜~翌日の早朝になるので、北陸地方を走行するのは真夜中。でも廃止となればたとえ真夜中でも記録しておきたいという事で、終了年2月の休日。金沢駅近辺に宿を取り、眠い目をこすりながら午前3時台に来る上下列車を捕獲。

この「きたぐに」に使用されていた583系は上述した様に国鉄時代は全国色々な箇所で見られた昼夜兼行の電車特急。「きたぐに」が終了されて以来唯一残った原色の編成が団体列車として東海道線を走行(確か2015年です)
以下の画は我が家の近く、笠寺駅を出発するシーンを撮ったもの。


北陸地方へ最後に行ったのがトワイライトエクスプレスを撮った2015年。
もう遠征までして撮りたいなぁと思う列車もあまり無くなってきたので、近年は出向く機会も無かったのだが、そうこうしている間に北陸新幹線の敦賀延伸が近づいており、北陸地方の列車体系がまた大きく変わろうとしている。
かつて特急街道と呼ばれたこの線区から在来線特急が無くなってしまう日。報道を見る限りそんな日がそう遠くない将来に来てしまいそうな感じだ。
そうなる前に、また撮影に行かねば・・

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