「音楽が好きだから二次元アイドルが好きな人」の楽しみ方
今回は二次元アイドルコンテンツを楽しむ人の中で、希少種であると思われる音楽が好きだからアイドルが好きな部類の人間が、二次元アイドルをどう楽しんでいるのかについてお伝えしたいと思います。
起
いっぱいありますよね、一口に二次元アイドルといっても。
アイマス(765)、デレマス、ミリオン、シャニマス、Mマス、μ's、Aqours、バンドリ、アイカツ、プリパラ、ナナシス、ワルキューレ、ミルキー、WUG、フランシュシュ、うたプリ、アイナナ、あんスタなどなど
二次元アイドルの魅力は無限大だと思います。なんせアイドルの日常の一挙手一投足の全てが好きになれる要素ですからね。
人それぞれ、二次元アイドルコンテンツにハマったきっかけは違うと思います。そして、そこから沼にハマり、アイドルたちとのズブズブの関係ができあがっていったはずです。
最初、片足を突っ込んだ人も頭から飛び込んだ人も、友達に突き落とされた人もいると思いますが、その時の最初の切り口は何だったでしょうか?
音楽、ダンス、歌、キャラのかわいさ、キャラの生き様、自己投影、ライブの一体感や音ゲーの楽しさ、ゲームのコミュ、キャラ間の掛け合いや団結感などなどがあると思います。
私は残念ながら、もともと音楽が好きであり、音楽からハマった種類の人間でした。この種類の人間は、アイドルコンテンツにとって最も不幸な人種です。
承
誤解を恐れず端的に言うと、そのアイドルが歌ってなくてもその楽曲が好みなら好きだからです。
各方面から怒られそうな気がします。ひぃっ
ただし、どのアイドルがその曲をどう歌うかで、その楽曲の魅力度は何万倍にもなりますし、ときには半減してしまうかもしれません。その意味で大好きな楽曲をどのアイドルが担当するのかは重大事項です。
でも大丈夫。やっぱりアイドルに合わせて楽曲が作られるので、ほとんど組み合わせが外れることはありません。
このことは逆に、好きになる音楽を歌うアイドルは好きだし、好きな曲を歌うアイドルの人数は限られる、ということを意味します。こうして私の推しは決まりました。めでたしめでたしです。
ライブは音楽と触れ合う最高のSCENEですし、何よりアイドルの現場の一体感は最高のENTERTAINMENTです。アドレナリン出まくりです。
音楽好きの人間にとって、好きな曲を歌う声優さんが推せなくても関係ありません。その曲とその曲を歌うアイドルが推せるからです。不幸なすれ違いが起きないという点では音楽推し二次元アイドル好きが幸せな数少ないポイントかもしれません。
転
そんな音楽好き二次元アイドル大好き人間は自ずと、ある事実に気づくことになります。
あれ、自分の好きな曲作っている人、みんな一緒じゃね?と
そう、好きな曲を作っている作曲者や編曲者がだいたい同じであるということに気づくことになるのです。
もし、まだ作曲者や編曲者に注目されていない方は、機会があればぜひ、好きな曲のクレジットを見比べてみてください。もしかしたら、みんなこの人が作っていたのか、みたいな発見が得られるかもしれません。
アイマス関連の音ゲー(デレステ、ミリシタ)をしていると、作曲者や編曲者、作詞者のクレジットがゲーム画面に表示されるため、この気づきを得られた人は多いのではないでしょうか。
私もこうして、イノタクすげー!!とか、田中秀和まじ田中秀和!とか、KOH is 最KOH!!とかを叫ぶ人間になりました。
”じゃあアイドル関係なくその作曲者の曲だけ聞いてたらいいやん”というツッコミには断固として反対したいと思います。
先述したように、作曲者が作るアイドルの世界=楽曲であり、その意味での曲が好きなのです。
たしかにその作曲者のアイドル以外の曲も好きですが、作曲者がアイドルのために書き下ろす楽曲は普通の曲にはない魅力を持ちます。
二次元アイドルは、初音ミクと同じようにVIRTUALな存在であるがゆえに、そのアイドルが活躍するステージをかなり自由に設定することができます。その演出の一端を作編曲者が担うため、実在するアーティストへ提供する楽曲より作編曲者の個性が出やすくなります。
また、同じアイドルに様々な作編曲者が楽曲提供することによって、アイドルのステージが楽曲に応じて様々になります。それは、アイドルの多面的な魅力を引き出すために様々なアーティストが参画する夢の共同作業なのです。
ある意味で、作曲者の色に染まるアイドルも極めて魅力的です。様々な舞台を演じ分ける役者として、新しい一面を見られるのはストーリー性を感じられて好きです。
結
現在では、推しのアイドルと推しの作曲家にリサーチの網を張っています。いずれの新作もきっと、私が好きな楽曲である確率が高いからです。
音楽が好きだからアイドルが好きな人は、こうした曲の見つけ方をしている人が多いのではないでしょうか。
そして私は楽曲への愛に溢れかえり、こうして見つけ出した楽曲を自分で聞くためだけにDJ機材でMIXしながら聞くようになりました。自分の好きな曲を途切れず聞き続けられるので、とっても楽しいです。
UPPERな曲でもCHILL系の曲でもできます。MIXする曲を選曲するなかで、同じ作曲者の曲をつなげるといった事もできるようになります。
みなさんも、作曲者、編曲者、作詞者が創るアイドルのステージというものに注目して楽しんでみてはいかがでしょうか。