小さな3歳の大きな決意と挫折
「今日、はるちゃんひとりでねる」
「ママはパパのベッドでねてね!」
そうやって朝から意気込んでいた、3歳4ヶ月の娘。
ことの発端は、昨日公園で遊んでいたとき、よく遊んでくれる4つ上のおねえちゃんが、「わたし夜ひとりで寝るんだよ」と言っていたからだ。
もうひとり近所の親しい1つ上のお友達も、両親の教育の方針でもう添い寝はしていないらしい。
そもそも欧米では、1歳前からひとりで寝かせるのが通常だ。
その影響あって、今日はしきりに「はるちゃんもおねえちゃんだから」「ひとりでねるよ」と繰り返し宣言していた。
これは良い影響だ...!と心の中でガッツポーズしていた私。
ひとりで寝てくれるなんて、しかも自発的に行動を起こしてくれるなんて最高だ。持つべきものは年上のおねえちゃん友達だ、と思った。
なので、この日は夜に備えて娘とともに日中シュミレーションをした。
「じゃあ、夜はここのドアのところでママとおやすみね」
「ママはリビングにいるからね(安心してね)」
そう言うと娘は理解したように、にこにこっと頷いた。これは添い寝卒業か?そんな淡い期待を抱いていた。
しかしいざ夜になり、お風呂から上がると突然、すでに半べその状態で「はるちゃんやっぱりひとりで寝ない...さみしい、、」と裸ん坊のままスンスンべそをかき始めた。
(やっぱりか、そうなるとは思っていたけど)、「そっか、夜になって急に心細くなっちゃったんだね」と娘に寄り添った。
あっさりと一人で寝られてもさみしいかもしれないし、ちょっとほっとしたような、やはり残念な気持ちもありながらもその姿はとても愛おしかった。
結局いつものように絵本の読み聞かせをして一緒に寝た。
別々で寝るのは、まだ先のようだ。
※
次の日も「今日ひとりでねる?」っとふざけて試しに聞いてみたら「やだ。はるちゃんはもっとおねえちゃんになったら」と一言。
あら、そうですか。笑