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初めてイングリッシュブレックファーストを食べた日

イギリスに住んでから丸3年。この間初めてイングリッシュブレックファーストを食べた。

失礼ながらあまり美味しくないものだと思っていた。だって豆とソーセージと卵とパンでしょと。
だけどあらまびっくり、これがすごく美味しかったのだ。

Tea house theatre

お店の名前は”Tea House Theatre”。ヴォクソール駅が最寄りの、公園のすみにひょこっと建っているお家のようなお店。

ヴォクソール駅って馴染みがないかもしれないけど、テートブリテンという有名な美術館が徒歩圏内で行けて、テムズ川沿いを歩くこともできる。

お店の中に入ってみるとヴィクトリア調の趣のある雰囲気で、土曜日ということもあって家族連れが多い。
暖炉があって暖かくて、おばあちゃんの家みたいな素敵な雰囲気。

本当はスコーンを食べようと思ったのだけど、午前中に訪れたのもあり周りのお客さんも朝食を食べていた。

実は、常々イングリッシュブレックファーストのタイミングを狙っていたのだけどなかなかその機会は訪れず。
今がまさにその時だと、ここでイングリッシュブレックファーストデビューを決めたのだ。

店員さんが運んできてまず驚いたのはそのボリューム。
これ一人で食べたらかなり大食らいだな…と思いつつ、私の長身はきっとたくさん食べるために伸びたのだと言い聞かせ一つ一つの美味しさに反応しながらもぐもぐと食べた。

バターが程よく溶け出したトーストと、パリッと肉厚のソーセージ。ブラックプディングという、豚の血でできたソーセージのようなパンのようなものも口に入れる。

ここは以前からGoogleマップに保存してあった行きたいと思っていたお店。適当な場所で頂かないで心底良かったと思った。
いつだって地の物は美味しい記憶でありたい。

私はペロリと大皿のイングリッシュブレックファーストを食べ、満足気に店をでた。
またひとつイギリスの好きなものが増えた。

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