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そうだ、ロードレースを観よう

こんにちは、カエルです。
ちまちま続けていた映画紹介も2巡目に入りました。

映画の好みというやつは人柄を反映するなーと思いつつ、
メンバーの記事を楽しく読む日々を過ごしています。

かくゆう私カエルも普段はエンタメ性の高い作品が好みなのですが、
今回紹介する作品はどちらかというと偏愛性の強い一本です。
それがこちら

「茄子 アンダルシアの夏」


2003年公開のアニメ映画です。

因みに余談ですが、2003年公開の主な映画はこちら

「ハリー・ポッターと秘密の部屋」
「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」
「パイレーツ・オブ・カリビアン」(一作目)
「マトリックス」(二作目、三作目)
「シカゴ」
などなど


この映画、
監督はジブリの作監だし、絵柄もジブリだが制作はジブリではありません。

お話としては、自転車のロードレースを描いた作品です。

個人的な話をすると、
自分は昔から自転車好きで、通勤、通学時に自転車を使っていたし、今でも移動に自転車を使うことが多いです。


しかし……
ロードレースには全く詳しくありません。

「弱虫ペダル」すら見たことがありません。

けれどそんなにわか自転車好きの自分ですら、楽しめるのがこの作品。

まず、
とにかく自然描写が美しい。
どこまでも続く荒野と青空。

この辺の背景はさすがジブリクオリティー
と、いつも勘違いしてしまうのですが、ジブリ作品ではありませんでした。


続いて尺

47分と短く、さくっと見られます。
初見のときは、
「え? もう終わり?」
と思ったものです。


そしてわかり易さ

ここで言うわかり易さというのは、
自分のようなロードレースに無知な人が見ても
ルールとか、チームとしての駆け引きとか
そういうところが何となくわかるように作られている。

という意味です。

それでいて、
自転車の描写やレースシーンに並々ならぬこだわりもまた感じます。


この作品、たまに無性に観たくなるんです。

(エンタメ性とは何かという議論は置いておいて)
高いエンタメ性があるわけでもなく
かといってロードレースへのこだわりが自己満足で終わってなく
短い中でレースと人間模様の機微が過不足なく描かれ
ロードレースを知った気になれて
自然の美しさと夏の清涼感に心を洗われ
ラストシーンとその音楽に哀愁を感じ
そしてなにより……
47分なので気軽に観れる。

この辺りがその要因だと思います。

因みに主人公ペペを演じているのは大泉洋。
wikiを読んで知ったんですけど、ジブリスタッフって「水曜どうでしょう」好きが多いんだそうです。

確かにジブリ映画って大泉洋がちょいちょい出てくる。
(千と千尋の番台の蛙とか、ハウルのかかしとか)

この映画は続編もありますが、続編はペペの顔なんて
まんまジブリルパンで笑っちゃいます。


エンディング曲は一作目、二作目ともに忌野清志郎。


まだ見たことがないという方は
アマプラで見れますのでぜひ。


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