【不思議な体験】地元で有名な底なし沼からあがったものの正体
オレの地元にはちょっと、いや、かなり不気味な沼がある。
赤と黒と緑がめちゃくちゃに混ざったドロドロ沼で、中の様子は見えない。
でもって入ったが最後、二度と上がることはできないらしい。
いわゆる〝底なし沼〟ってやつだ。
「沼に近づくな、〝主〟に引き込まれるぞ」
これはもう一種の合い言葉だった。
両親、祖父母、学校の先生、近所のおじちゃん、おばちゃん・・・・・・
地元の大人という大人から、耳がタコになるほど聞かされた。
沼の主ったって、昔話みたいに生け贄を差し出せとも言