on the table わたしの備忘録~『ジョー・ブラックをよろしく』で学んだ英会話フレーズたち㉓

取締役会でジョン・ボンテキューとの合併を中止することにしたビル。
ドリューは納得できない。
given our needs, given the the absolute necessity for growth, given the future, the truth is, joining John Bontecou is every bit as certain as death and taxes. 今後の我が社の発展を考えるとジョン・ボンキューとの合併は死と税金のように絶対に避けられない。

"given" はgiveの過去分詞で文の構造は分詞構文。このセリフで“given”の後ろにはすべて名詞が来ている。こうした使い方は前置詞的用法になるため、前置詞として扱われるらしい。確かにDualウィズダム英和辞典にも【品詞 前置詞】として以下のようにある。
1 …を考慮に入れると(considering); …があれば; 【~ (that)節/wh節】 …と[…かと]いうことを考えると
given the fact that ... …という事実を考えれば
given the opportunity 機会があれば
given A's age Aの年を考えると.
2 (数値など)が与えられると; 【~ (that)節】…と(仮定)すると (注記)節内は仮定法ではなく直説法を用いる; 単なる条件には用いない;

"given"が前置詞だいうことに今まで気づかなかった!

"death and taxes"という言葉にジョーが反応する。それはそうだ、彼は「死神」なのだから。ドリューにとっては不可解なジョーの反応だっただろうが。

death and taxes は Benjamin Franklinの言葉として有名だ。が、その60年ほど前に『ロビンソン・クルーソー』の著者Daniel Defoeが"Things as certain as death and taxes, can be more firmly believed."と述べている。

会議を打ち切り退出しようとするドリューが言ったセリフ "the matter is still on the table"
“前置詞+table”には面白い表現がある。並べてみた。
on the table (計画・提案などが)検討中で、審議中で
off the table 議論から外れて、提案されていない
under the table 不正な方法で
back on the table 〔議案などが〕再検討中で、再審議中で

更に動詞をプラスするとこんな表現もあった。
bring 〜 to the table:(有益なことを)提供する、(アイデアなどを)出す 、(能力などを)発揮する
left on the table 《be ~》交渉の場に出されたままである
lie on the table 〔提案・議案などが〕棚上げされる
option on the table 《an ~》検討中の一つの選択肢
drink A under the table (話)(飲み比べで)A(人)を負かす, 酔いつぶれさせる.
turn the tables (人と)形勢を逆転させる; (人に)仕返しをする (on)
wait table(s) 【主に米】 [at tables 【英】ウェイターとして働く, 給仕係をする.
<Dualウィズダム英和辞典、英辞郎on the webより>

とても全部は覚えられそうにない!
けれども、ニュアンスで意味はつかめるかも…

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