Cat got your tongue?わたしの備忘録~『ジョー・ブラックをよろしく』で学んだ英会話フレーズたち⑰

ジョーとスーザンの再会
ジョーは「人間だったころのジョー」ではないから再会ではなく初対面という方が正しい。
違和感を覚えたのだろう、スーザンは「どうしたの?今朝はあんなに饒舌だったのに、舌がなくなったの?」とかなり辛辣!
スーザンのCat got your tongue? というセリフ。フルセンテンスだと(Has the) cat got your tongue? 舌を猫にとられたの? 
この言い回しの由来は数々あるようだ。魔女が出会った人の舌を猫に食べさせたとか、英国海軍でルール違反があった時、「九尾の猫  cat‐o'‐nine‐tails」という鞭で打ったのだとか。いずれにしても残酷な話。

Cat got your tongue? 口がきけなくなったの?は皮肉が含まれる表現らしい。
Cat got your tongue?の逆で、黙っていたけれども急にしゃべり始めることを you find your tongue. と言う。
最近はメールのやり取りが多くなったので、突然返信が来なくなった時、tongueの代わりにthumbsを使って、Cat got your thumbs? というらしい。

ここのシーンでは他にもいくつか面白い表現があった。
ジョーをめぐって不穏な空気になってきた場を取り繕うためにビルが言った言葉
Will that hold you, Joe? ジョー食べているかな?

holdにはいろいろな意味があるけれども、Will that hold you? という表現はこの時、初めて聞いた。その後も出会ったことがないように思う。ハイクラスな人々が集まる夕食会でホストが客にかける言葉だそうだ。「十分召し上がっていますか?」という意味。

部屋に案内してもらった後のジョーは家の中の探索に出かける。
子供のようでなんともかわいらしい。

厨房を通りかかったジョーはそこで人間世界でのお気に入りを見つける。
You're a peanut butter man
この映画で初めて知ったこの言い方。とても気に入ったフレーズだ。

以前、この映画を学習した時の覚書に、ピーナッツバターは最も世俗的なものを象徴している、と記していた。

いいなと思ったら応援しよう!