give someone a break わたしの備忘録~『ジョー・ブラックをよろしく』で学んだ英会話フレーズ⑳
How about giving a guy a break? 例外はないのか? と…。
give someone a break は「休ませてくれ」という意味かと思ったが、次のような意味があった。
give A a break
【話】 A(人)を大目に見る; A(人)に(もう一度)チャンスをやる.
Gìve me [it] a break!
【命令形で】 (1) 【話】いいかげんにしろよ, もう勘弁してよ.
(2) 【主に米話】信じられない, うそも休み休みに言えよ.
<Dualウィズダム英和辞典より>
このシーンでは「~を大目に見る」という意味だろう。
このシーン前後には面白い表現がいくつかあったので書き留めておく。
・docket 予定
scheduleやplanなどを使わずあえてdocketという堅い言葉を使っているのが面白い。「死神」であることを表現しているのかと思う。
・This is crazy. This is the left field thing of all time.
身支度をしているジョーに向かってビルが言う。
こんなのおかしいだろう。馬鹿げているよ。
left field thing :unusual and different from what is normally seen, said, or done
<https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/left-field >
left field は野球用語からきているらしい。
この文章の中でスーッと見過ごしそうなフレーズ、of all time
簡単なんだけどいざ訳すとなると「えっ?」
なので、辞書で確認した。
「空前の~、史上~の、いかなる時でも、これまでに、空前の、今まで一度も、かつて、史上最も~な」
the left field thing of all time とは、つまり「史上最もおかしな/変わったこと」なのだろう。
ビルはジョーの正体を明かさない代わりに家族に手出しはしないでほしいと頼む。
・You give your word; I give mime that we’ll do what we say.
give one's word 約束する
「promise」よりも「その物事を保証する」と強めの意味だそうだ。
「約束」に関連するフレーズを調べてみた。
Keep one’s word(promise) 「約束を守る」
*重要な約束事をする時によく使われる
Break one’s promise/word 「約束を破る」
go back on one’s word/promise「約束を破る」
<参照:https://cafe.eigosapuri.jp/englishmistake-77/ >
be as good as one's word (or one's promise) : 約束を忠実に果たす
これもやや強めの表現だ。
人間と死神…
生あるものには必ず死が訪れる
そこに「結ばれない愛」を絡めてストーリーにしたこの映画、甘い映画は苦手な私が魅かれるのは、懐かしいロマンチシズムの世界に浸れるからかもしれない。