Solend(SAVE) Solana 上の lending platform のメモ

Solana で唯一? の lending platform. 要は Solana 上の AAVE.
2024 年 or 2025 年のどこかで SAVE と名称を変える(ややこしい名称…)

FTX ショックあたりのときに incident  ありましたが,

https://www.reddit.com/r/solana/comments/vgdibc/can_someone_explain_to_me_what_this_whole_solend/

最近はリカバーしたようで(?), また盛り返してきている気がする.

 

Deposit/Borrow/Repay

仕組みとしては AAVE とだいたい同じである.

AAVE と比較しての欠点や制約としては…

  • LTV が総じて低い. $SOL は 0.65,  $USDC は 0.7. 

  • 清算された場合, deposit と borrow の残高が減るだけでコインが戻ってくるわけではない(AAVE はコインが帰ってくる). その代わり repay できる率は 20% まで(AAVE は最大 50%)なので, 清算でポジションをがっつり減らされはしない.

  • Collateral で replay ができない.

  • そのため, deposit/borrow のポジションを完全解消したい場合に, 強制清算で対応しようとしても 5% 清算 penalty 取られる上に, 残高完全解消はできない(20% づつしか残高減らない). borrow しているぶんのコインを別途用意しないといけない.

  • 以外と手数料(特に borrow 時)が高い気がする. 0.0005 SOL とか(2024/12 SOL 4 万円くらいだと 200 円くらいかかる)

利点としては…

  • Account を複数作ることができる. これによりハイレバ運用, 低レバ安定運用, プールごと, etc などごとにアカウントを作り運用が可能となる. 主に個人で運用している場合は年またぎしてもよいもの(長期で depot 運用したいものなど), 年末に全清算したいものと分けておけば税金の計算もやりやすくなるかもしれない

  • jitoSOL など liquid stake SOL の扱いが豊富である. 

JLP pool


JLP = Jupiter Perps LP

Jupiter での手数料などがここに蓄積されていくため, 暗号資産の地合いがよいときは手数料徴収増えて, 価格がいい感じになるのが想定される. 実際 2024  年についてはローンチから安定して右肩上がりである.


JLP 価格推移

JLP Pool はこの $JLP を預けて, ドルステーブルを借りることができる pool である.

JLP Pool

$JLP 預ける -> USDC/S 借りる -> $JLP にする -> $JLP 預ける, …

を繰り返すことで $JLP のレバ運用をすることができる(清算リスクは高まる).

現在(2024/12)は USDS の deposit には reward boost がついて, 借りるより預けるほうが稼げる状態となっている. したがって借りた USDS を再度預けて少しレバかけつつ清算リスクを下げつつ, reward 取りすることもできる.

ただし JLP Pool では USDS の LTV(Loan To Value. 担保掛目率)はゼロとなっているため, USDS を預けても担保価値はゼロである.  USDS 借りる -> USDS 預ける -> USD 借りる… の繰り返しをして高レバをかけることはできない.

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