「家庭環境」は外から見えない。まるで独立国家のようだったりする。
少し大袈裟な表現かもしれませんが、
「家庭環境」って、まるで外から見えない【独立した国家】のようだなと、私は感じています。
その家庭の中には、圧倒的な権力者・支配者が存在していて(我が家の場合は母親)、その国独特の法律があって、そこに住んでいる限り逆らうことは許されない。(亭主関白や鬼嫁もたぶんそう)
そして、国境によって一線が引かれているため、外からの支援が入らない、閉ざされた世界でもあるのだと思うのです。
少し大袈裟かもしれないですけどね。
選択肢のない幼少期
でも実際、子供の頃は、
「自分の家の決まりごと」が「社会全体の決まりごと」だと信じて疑いませんでした。
0歳の時からその環境で育っているため、家庭環境が世の中とずれていていたとしても、自分にとってはそれが当たり前すぎて、ふつう過ぎて、疑うことすら無かった。
無論、SOSを出すなんて発想すら浮かばなかった。
何があっても、「自分が悪いからだ」「自分が愛されてないからだ」
だから、しょうがない。自分のせいなのだ。と思っていました。
実際、わたしの場合は、そう直接的に言われて育ったことも大きく影響しているところもあると思いますが。。。
「自分の人生」を再起する!!
というわけで、
その環境で幼少期から育つと、反対意見を挙げるのは、至難の業ですよね。。。
気付いたところで、経済的に自立できる年齢まで、家を出るに出られないことも大いに関係がありますし。
とすると、
ある一定の年齢まで耐え忍び、そこから自分の人生を再起する他ない。
が、しかし。何をどうすればいいのか、癒やし方も乗り越え方も分からない。
ここも大きな壁ですよね。
今、毒親育ちであることを、自分自身で認知できるようになっている人が増えてきていると思います。 けれど、それだけでは、充分じゃない。
ある方が、「虐待は、大人になっても終わりじゃない」とおっしゃっていました。
わたしも、その通りだと思います。
認知できた次には
【自分の人生を取り戻して生きる術】を知り
実践する必要があるのです!!
わたしの場合ですが、幸い、過酷な環境で身につけた根性と、持ち前の探究心・学習意欲を活かし、役に立ちそうな書籍や心理学を学び倒すことで、なんとか道を切り開くことができました。
周りから引かれるほど本を読み、学ぶために稼ぎ、ただ、自分自身を取り戻すために、ひたすらに邁進してきました。
すると同時に、
なぜ母親があんな風だったのか?
なぜ私はあんな目に遭わなきゃならなかったのか??
自分のために、人間の心理や、母親を「ひとりの人間」として理解したいとも思うようになり、さらに学びを深めてきました。
(結果、生い立ちが糧となり、国家資格で食べていけるまでにもなりました。ありがたや。)
そんな、これまで私が学び、実践してきたことを、今後、少しづつ伝えていきたいなぁと思い、
親との関係性を整理する会などの少人数制グループワークの場を設けています。
知りたいことのリクエストや、相談など頂けたら、何をお伝えしたらいいのか?ヒントになり大変助かります!!
読んでくれて、ありがとう
「BREATH.」masako