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EP.31 NOBUKID

【BREAKIN DOCUMENT 挨拶】
 この度は、「BREAKIN DOCUMENT」~Learn for various bboys life~にアクセスいただきありがとうございます。こちらでは、日本中の多才なbboy(ブレイクダンサー)たちのインタビュー記事を掲載していきます。 
 私が出会った中には、サラリーマン・医者・農家・フリーランス・公務員など様々な方々がブレイキンというダンス・カルチャーを生活に取り入れています。彼らは、それぞれ美学をもちブレイキンをライフスタイルとして取り入れ、今もなお踊り続けています。
 私は、彼らが何を思い踊り続けているのか、ブレイキンが彼らの生活の中でどういった位置づけにあるのか興味があり、このプロジェクトを始めることにしました。 
 本ブログでは、ライフスタイルにブレイキンを溶け込ませ今も踊り続けているbboyたちに焦点を当て、彼らの生きざまを記録し、発信していきます。そして、購読者様の「bboyマインドの形成及びライフスタイルを充実させるための考え方の引き出しとなること」、「これからブレイキンを始めてみたい人たちのバイブルとなること」を目的とし、協力者様の貴重なインタビュー記事を掲載させていただきます。 
 この活動を通じて、関わってくださった皆様の生活が豊かになることを願っております。

※なお、活動で得られた収益は、「BREAKIN DOCUMENT」の活動・イベントに使わせていただきます。
※ 記事内で使用させていただいている写真に関しては、インタビュイー様から承認いただき、ご提供いただいた写真を使用いたしております。


1. プロフィール

・bboy名:NOBUKID
・職種:会社員(機械整備)、ダンスインストラクター
・年齢:33歳
・ダンス歴:13年
・レペゼン:BLAMON、Old Jack knife、北九州

・NOBUKID インスタアカウント

https://www.instagram.com/nobukid1988/


2.ブレイキンを始めたきっかけは?(経歴)

 きっかけは、高校生の時に駅でナンパした女の子が彼女になって、その子がダンスをしてたのがきっかけです。笑
 当時、地元の駅の近くに商業施設のような所があったんです。
 そこのテナントは、お店がもう撤退していたので、ガラスを姿見にしながら四六時中練習できる場所があったんです。いつ行ってもダンサーがいる場所でした。
 そのことは知っていたので、彼女に連れられてダンスを見に行くことにしました。部活ももうそこまでやる気はなかったのでね。引退したら、暇だし体を動かしたいぐらいの気持ちで行きました。
 当時のブレイキンの認識は、頭で回ったりすることぐらいしか知りませんでした。でもそこに、フロアでちょこちょこ動いている人を見ました。今ならフットワークってわかるんですけど、当時は何だろうと思って見ていました。
 その時彼女に、「あの動きもダンスなん?」って聞いて、あれもブレイクダンスだって言われた時に、「俺もやりてえ!」ってなりました。
 なので、その子(彼女)がいなかったらダンスをしていなかったので、大きな存在ですね。今でも時々話したりするんですけど、今になっても辞めずにやり続けて、今の自分があることを彼女も知っているので嬉しい部分があるみたいです。自分も感謝しています。

 なので、俺がブレイキンを始めた理由は、ナンパした女の子がダンスをしていて、ハマっちゃったっていう理由になります。笑
 きっかけは、本当に些細な理由で、その一瞬の出会い、繋がりでブレイキンに出会った感じです。
 あの時、駅に行ってなかったら、多分違う未来だったと思うのでね。今となっては感慨深いです。このインタビューすらなかったと思うので。

 自分の中でのターニングポイントは、nine states bboysのyukiさんに出会った時です。彼も北九州出身で、自分がダンスを始めた頃に出会いました。練習しようと思ってふらっと駅に行くと、1人見たことない人がいました。
 2007、8年くらいの頃ですね。靴は、スタンスミスに、アディダスのセットアップにカンゴールハットを着ていました。当時そんな人見たことがなくて、「かっこよすぎるわっ!」て思いました。
 それで、話しかけてみました。フットワークがめちゃうまくて、3歩に衝撃を受けました。それから毎回練習に来た時は、フットワークを教えてもらうようになりました。
 その当時は、色々言われたことを自分の中で自問自答しながら練習していました。「次会う時は、今日より倍うまくなってるんで!次会った時よろしくお願いします。」みたいな感じでした。笑
 今となっては俺に対して、何も教えていないし、お前の中で決めていって、今のブレイクライフを送ってると彼は言っています。
 でもあの出会いがなかったら、多分今日の自分はいないと思います。それが1番初めのターニングポイントでしたね。フットワークの美学に気づかせてくれた存在ですね。
 この人を超えたいとかそういう野心が生まれたのもそこですし。簡単には超えさせてくれないんだろうけどね。笑 技術というよりも、bboyライフを形成していく上での心やマインドの部分で影響を受けました。心の師匠みたいな感じかな。
 本当に些細な理由で、次またフットワークうまくなっておこうとか思えるようになりましたし。次上手くなってたら、何か違うものを与えられるかもしれないワクワクがありました。
 今となっては、フリースタイルのイベントで一緒にジャッジをしたり、相席することもあるので自分の中では特別で感慨深い瞬間ですね。

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