EP.26 Fuck You Konishi
【BREAKIN DOCUMENT 挨拶】
この度は、「BREAKIN DOCUMENT」~Learn for various bboys life~にアクセスいただきありがとうございます。こちらでは、日本中の多才なbboy(ブレイクダンサー)たちのインタビュー記事を掲載していきます。
私が出会った中には、サラリーマン・医者・農家・フリーランス・公務員など様々な方々がブレイキンというダンス・カルチャーを生活に取り入れています。彼らは、それぞれ美学をもちブレイキンをライフスタイルとして取り入れ、今もなお踊り続けています。
私は、彼らが何を思い踊り続けているのか、ブレイキンが彼らの生活の中でどういった位置づけにあるのか興味があり、このプロジェクトを始めることにしました。
本ブログでは、ライフスタイルにブレイキンを溶け込ませ今も踊り続けているbboyたちに焦点を当て、彼らの生きざまを記録し、発信していきます。そして、購読者様の「bboyマインドの形成及びライフスタイルを充実させるための考え方の引き出しとなること」、「これからブレイキンを始めてみたい人たちのバイブルとなること」を目的とし、協力者様の貴重なインタビュー記事を掲載させていただきます。
この活動を通じて、関わってくださった皆様の生活が豊かになることを願っております。
※なお、活動で得られた収益は、「BREAKIN DOCUMENT」の活動・イベントに使わせていただきます。
※ 記事内で使用させていただいている写真に関しては、インタビュイー様から承認いただき、ご提供いただいた写真を使用いたしております。
1. プロフィール
・bboy名:Fuck You Konishi
・職種:製造業(某自動車メーカー)
・年齢:28歳
・ダンス歴:11年(17歳〜)
・レペゼン:H.O.T.D(広島)
2.ブレイキンを始めたきっかけは?
小学生から中学1年生までの間は空手をやっていました。それからは、部活でずっとサッカーもやっていました。
サッカー自体は、めちゃ好きなんすけど、部活はおもしろくないなと感じるようになって、高校1年生の夏から、ブレイキンを始めた流れになります。
きっかけは、小中学校の友達がブレイキンをやっていたんですけど、「暇ならダンス見に行く?」みたいな感じで誘われたことです。その練習場所に行くとみんなグルグル廻っていて、暇だしやってみるかって感じで始めました。
最初は結構遊びに行く感覚で練習に行ってました。ウインドミルもやってて楽しかったのでね。
その練習場所で、今でも交友のあるbboy raichiやvoltと出会いました。ちゃっかり小中学校も彼らとは一緒なんです。笑
自分を誘ってくれたbboyはinokoと言います。もうバトルには出てないですが、今も会って練習する仲です。
なので始めた理由は、特にこれと言ってないんですけど、暇だしやろうみたいな軽いノリでした。笑
高校生の間は、voltやinokoと練習していました。みんな地元は一緒なのでね。地元にアルパークという練習場所があるので、そこでいつも練習してました。そう思うと、voltとはもう長い付き合いになりますね。
ブレイキンを初めて半年ほど経った時に、UK bboy championshipの中国予選に出ました。高校2年生の7月頃だったと思います。ちょうど夏休み前ですね。
その時はスロッピーフィッシュというクルーで出ていました。日本語で直訳すると「雑魚」というひどい名前のクルーで出た記憶があります。
その時、周りが上手すぎてガチで頑張ろうと思うようになりました。そこでブレイキンに対してスイッチが入りました。UKを皮切りに少しずつバトルにも出ていくようになりました。
そして、高校3年生に上がるタイミングで留年しました。単位が足りなくなったんです。笑 普通に夜みんなでダンスしすぎて、家帰ったら朝の3時とかを繰り返していたら、次の日起きれなくて、遅刻と欠席を繰り返していたんです。その結果です。笑
そこから高校を辞めて、元々バイトをしていたお好み焼き屋で、一旦正社員になりました。その間ダンスは、1・2年ぐらいやっていない時期がありました。それからまたraichiに声をかけられて、ブレイキンを再開した感じです。
そのタイミングでお好み焼き屋も辞めました。やっぱりダンスが楽しいし、土日休みのダンスできる仕事環境に居ようと思ったのでね。
しかし辞めたはいいものの、自分は中卒だったので、高卒を取るために通信学校に通って高卒単位を取得しました。
そこから今の会社に基幹社員で入社してから正社員になりました。やっとそこで高校3年生と肩を並べた感じです。笑
自分の中でブレイキンのターニングポイントは、コロナ禍です。
今までは適当にバトルに出て、負けたり・勝ってたりを繰り返していました。自分のスタイルと向き合う時間は、全然なかったですね。
でもコロナ禍になって、バトルもイベントもなくなり、仕事も3ヶ月ぐらい休みになって、全然出勤しない日々が続いたんです。
そのタイミングでダンスに時間をつぎ込むことにしました。その時期は、ずっとダンスばかりしてて、そこが自分の中でのターニングポイントになりました。自分のスタイルもやりたいことも明確になっていきましたね。
コロナ禍で周りはモチベーションも下がっている中、自分は逆に有効活用しようと思って、狂ったように練習していましたね。笑 高校生みたいなノリでね笑
ここから先は
¥ 200
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?