まぶしい人
2019年11月29日ハンバートハンバートからひとつのお知らせが届きました。
私が熱を入れて応援しているアーティストのひとつであるハンバートハンバートのマネージャー兼事務所の社長である山口さんが亡くなったという知らせでした。
その当時、好きになって1年ほどの日の浅いファンの私でもわかりました。
これは、たいへんなことだ。
ホームページのリニューアルに伴いこのお知らせ文は見れなくなってしまったのですが、遊穂さんは「ハンバートハンバートはほんとうは3人なのでした」というコメントを残していました。
その前よりインタビューでも(そのインタビューがめちゃくちゃ検索したものの出てこず…見つけたらリンク貼ります)3人で作っているようなものとおっしゃていました。
山口さんはハンバートのおふたりにとって、そして私たちにとっても大事なピースだったのです。
山口さんがいなくなったらハンバートハンバートはどうなってしまうのだろうか。
遊穂さんもハンバートつまらなくなったねと言われないように頑張らないといけませんと仰っていたし……。
いや、待てよ……。9月2日…??
2019年9月13日
私は行っていました。ハンバートハンバートのライブに。
(終演後の撮影OKタイムです)
始終素晴らしい演奏。MCでは安定のハンバート節を繰り広げていました。
社長が亡くなった直後、悲しみや不安もあったであろう中で(本人でないのでわからないですけれども)微塵もそれを感じさせないパフォーマンスを見せてくれました。
(喪に服すときのWORK以上に温かみのある演奏は印象強かったけど)
めっちゃかっこいいじゃん、ハンバートハンバート。
何の心配もいらないんじゃないか?
その後も新コロの猛威が迫りライブの開催ができるできないの判断が揺らいだ時は払い戻しはするけど決行、でも行けない人のために無料で生配信をしてくれました。そのほかにもYouTubeで毎週動画を発信したり、夜のとしまえんを貸し切って配信ライブをしたり……。
ハンバートは変わらずたくさんの“ハンバートらしい”面白いことを届けてくれました。
そして、昨年10月に出たフルアルバム、「愛のひみつ」を聴いてああ、やっぱりハンバートはつまらなくなってしまうんじゃないかという心配は完全に杞憂であったと思うのでした。
そして、先日リリースされた「FOLK3」
やはり今回もハンバートは最高を届けてくれました。
今の世の中だからそ生まれた新曲、今の世の中だからこそ聴きたい曲、そんな曲が詰まっているような気がして聴いているとどこか落ち着くそんな最高のアルバムでした。
そんな珠玉の楽曲たちの中で個人的に響いたものが、「さようなら君の街」でした。
このフレーズ、新コロが明けてライブに行けた時に聴けたら間違いなく泣く自信があります。
新コロが終息して、ライブに行くために札幌に行った時、きっと私が最後に見た札幌の景色とはきっと全然違っていて、それでもきっと夢のような一瞬の時間があるのは変わらない。
そんな気がするのです。
自分も街も変わっていくしもちろんハンバートもこれからもっと変わっていくでしょう。アップデートされていきます。
そのアップデートを怖がらずに、楽しみながらまた会えるその日まで生きていきたいものですね。
変わらないもののためにも…。