キンドルダイレクト出版に登録する前に決めておくとスムーズな3つのポイント
電子書籍を出版することは誰でもできますが、出版する上での注意事項を見落とすと、ただ出版しただけで終わりです。
この記事では、電子書籍を出版してご自身のビジネスに集客したいという方へ、大事なポイントをご紹介しています。
前回までは表紙についてお話しました。
表紙ができたら、いよいよキンドルに登録です。
しかし、何の準備もせずに登録作業に移ろうとすると、それは途中で行き詰ることになります。
私も、自分で登録したときにつまづいたからこそわかるのです。
電子書籍を出版するには、キンドルダイレクト出版へ登録することになるのですが、その登録方法はネットでも情報があふれているので、困ることはないでしょう。
しかし、その登録内容にどのように入力すればいいのか悩んでしまうのです。
そこで、今回からはキンドルダイレクト出版への登録をスムーズに行えるために、事前に準備しておくべきポイントを、特に重要な3つに絞って紹介します。
(1)内容文を決めておく
あなたがAmazonで本を買うとき、そのページで本の内容を紹介している文章を読むかと思います。
そこの文章は、自分で考え、そして登録時に入力する必要があります。
そのため、予めこの内容にどのようなことを記載するかを決めておきましょう。
私の場合は、まず売れている本のページや自分が購入した本のページをまずいくつか見て、どのようなことが記載されているのか調べてみました。
一度、この作業をすることで、自分のなかでどのようなことをどの順番で記載すればいいのか、わかってきます。
その際、あなたが出版する本と同じジャンルのものはあまり見ないほうがいいでしょう。
そこに影響されると、他との差別化が難しくなります。
違うジャンルの売れている本を参考にしてください。
執筆前のコンセプトを決めるときに、競合調査などを行うと思いますが、その時に一緒にやってもいいかもしれません。
いずれにしても、ここの文章は大変重要なポイントになりますので、登録作業と同時に行うのではなく、登録前に十分に吟味されることをオススメします。
(2)キーワードを決める
Amazonでは、検索で本を見つけてもらうために、キーワードを7つ設定することができます。
そこで、どのような言葉をキーワードとして設定するべきかを、事前に準備しておく必要があります。
そのためには、まず、あなたの本を買うお客様をイメージしてください。
どのような言葉で、Amazonで検索して本を探そうとするのか?
それが基本的には適切なキーワードになります。
ただし、キーワードを設定する上で3つほど注意事項があります。
1:タイトルの言葉はキーワードに入れない
本のタイトルの中に含まれている言葉は、キーワードの中で設定する必要がありません。
すでに、タイトルの中のテキストがキーワードとして含まれていると思われます。
例えば私が制作した「一般社団法人の失敗しない作り方」では、本来のメインキーワードとしては、「一般社団法人」になります。
しかし、この言葉はタイトルに入っていますので、ここの7つのキーワードの中には入れていません。
2:品質に関する主観的な言葉や時間的な言葉はキーワードに入れない
キンドルダイレクト出版の公式サイトには、「過去最高の本」などと言った主観的な言葉や、「新刊」と言った時間的な言葉は、避けるべきキーワードとして紹介されています。
他にも避けるべきキーワードとしては、下記のサイトに紹介されていますので、参考にしてみてください。
https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/help/topic/G201298500
3:あとで変更もできるので、悩みすぎない
このキーワードの設定は、出版後も変更することが可能です。
ですので、迷ったらまずは7つ設定してみて、出版後に改めて検討してみてください。
(3)本の価格を決めておく
あなたが出版する書籍の価格はあなたが決めることができます。
そこで、価格については事前に検討しておく必要があります。
また、価格も途中で変更することが可能です。
私の場合は最初の3日間は、出版記念キャンペーンということで、最低価格の99円に設定しました。
そこから金額を上げて、480円で今は販売しています。
周りの競合の本などと比べてみて、自分の本の価格を決めてみてください。
あなたが電子書籍を出版するのであれば、多くの人に読んでもらいたいはずです。
だからこそ、事前にいろんなことを考え、戦略的に本の魅力を高める必要があるのです。
書籍を購入する前の期待度が低いと、内容がいくらよくても購入されません。
本を購入するメリットがわからない
Amazonで検索しても見つからない
価格に見合った本かわからない
という問題点はなくせるように準備してください。