短期間で電子書籍を出版するための5つのポイント
今回は、短期間で電子書籍を出版するための5つのポイントをご紹介します。
(1)出版までの方法を教えてもらった
一番大きいのは、実際出版した人にきちんとやり方を教えてもらったことです。
初めてのことは、あなたも一緒かもしれませんが、何から手を付けたらいいかわからないものです。
なので、その順番や外してはいけないポイントを教えてもらうことは、成功への近道だと思います。
(2)締め切りの設定とスケジューリング
いつまでに出版すると締め切り日を決めなければ、ずるずると先延ばしになってしまいます。
私がサポートしているお客様にも、まずは出版日を決めるようにアドバイスしています。
出版日が決まると、そこから逆算して、いつまでに何をする必要があるのかスケジュールが組むことができます。
漠然と「何月ころに出版しよう」というよりも、
「●日に企画をたてて、●日までに一旦書き上げて、●日にはデザイナーに依頼して・・」
など作業ごとに日付を決めていくことで、具体的な行動につながります。
なにも短期間で電子書籍を出版する必要性はありません。
ですが、私が実際自分で出版してみて思うのは、「やるぞ!」と集中して一気に書き上げるという勢いも大事だなと思います。
(3)執筆と編集を分ける
執筆はアクセル、編集はブレーキと言われたことがあります。
アクセルとブレーキを同時に踏むと、非常に効率が悪いです。
ですので、書くときは書くことに専念して、あとで編集するようにした方がいいですね。
また、書くネタや順番はあらかじめ自分の中で決めてから執筆したほうが、迷わず一気に書くことができます。
その役割を果たすのが、目次作成です。
目次を作りながら「第3章にはこのネタでいこう」など全体のイメージを先に作るのです。
先にそれを考えておくことで、執筆に集中でき、早く書くことができます。
(4)音声入力を使う
一からすべての文字を入力するのは大変です。
そこで、私の場合はグーグルドキュメントの音声入力を使っていました。
目次を決めてから、その内容についてセミナーを開催したつもりや、お客様に説明しているつもりで、話をするとそれがテキストに変換されます。
そのテキストを編集していくイメージです。
音声入力をすでに使われている方もいらっしゃるかと思いますが、まだの方はこの機会に一度使ってみてください。
非常に便利ですよ。
(5)第三者に読んでもらう
自分の書いた文章がきちんと伝わるかなという不安は、最初は誰にでもあるものです。
自分では、いろんな前提を当然知っている中で書いているので、他の人からしたら意味がよくわからない文章や、なんで急にこの展開なのか?といった点が出てきます。
そういった点に不安を抱えながら執筆すると、なかなか筆が進みません。
はじめから、「きちんと伝わるかの不安」を捨てることが大事になってきます。
そうするためには、第三者に読んでももらうことを前提に執筆すればいいのです。
もちろん、初めての人にもきちんと伝わるように心掛けて書くことは大事です。
しかし、しょせんは自分にはわからないことなので、他人に読んでもらって、
「どこが読みにくいのか」
「どこがわかりにくいのか」
「どういった要素があったらもっと良くなるのか」
といった観点でフィードバックをもらうということが決まっていれば、安心して執筆を進めることができます。
私の場合もスタッフにダメだしされることを前提で書いていましたので、何度も「ここはどういう意味ですか?」と聞かれました。
そのプロセスが、執筆の速度を速める安心感へとつながります。
一人で悩んで、あれこれ無駄な努力をして、かけがえのない時間を失うのではなく、特に最初は、正しい順番で正しい方法で電子書籍の出版に取り組んで欲しいと思います。