雑記

無職になって1か月が経ってしまった。このご時世にわざわざ対面を希望するアホに付き合った結果見事に面接落ちて萎えたしバイトせずに済む分岐点を超えてしまったのでバイトを探す必要も出てきた、不快だ。

土曜に友達と飲んでいて思ったのは、表現することの大変さだ。友達の好きなジャンルの映画を観ながらどこが好きなのかを知識を用いて解説された、正直僕はそのジャンルに無知だったから専門的な話になるとよくわからなかったが、自身の知識と嗜好をミックスしてリアルタイムで言語化出来るのは凄いなとぼんやり聞きながら思った。
僕は自分の好きなものについて話すのが苦手だ。何故好きなのか、どこが好きなのかを端的に述べることは出来るがそれは深い知識に裏付けされたものでもなければ、自身の根幹をなすような価値観から自然と湧き出るような言葉でもない。僕は映像コンテンツを愛しているが、愛しているからといって僕が語る批評に聴き手が愛を感じ取れるかは別の話だ。

言語化して語るという行為とは、自身の内面に立ち返り見つめ直す行為であるのかもしれない、そうだとしたら自分が嫌いで己について考えることがただただ苦痛であったため就活すらサボるような人間に碌に批評や解説など出来る筈も無いのだ。

---

最近インフィニット・ダークネスを見た。サムネにもしているネトフリ配信のバイオのCGアニメだ。内容自体は正直作る必要があったのか疑問に思うレベルだったのだが、作中のジェイソンというキャラクターが何度も口にしていた言葉が頭から離れない。
「fearは拡散しterrorとなる。」
これは作中ウィルスの脅威に晒され続けたジェイソンが怪物に変化した自身を見せつけることで、恐怖を拡散させTウィルスを認知させることを望み発した言葉だ。因みにくどいくらい連呼する。

現代社会では一度もネットの海に流されたものは消えない、むしろ消そうとするほどより勢いを増しその数は増え続ける。
そんな100回は耳にしたような捉え方の他に僕が思うのはそう、思考は止められないということだ。
現代日本社会では思考することは悪だ。何故自分はこの仕事をしている？自分たちの未来は明るいのか？自分の本当の望みは？
残念ながらこうした類の思考はするだけ無駄、というかしても解決が困難だからこそ現代日本人は日々クソみたいな仕事に興じ思考を硬化させ、無駄なことを考えないように生きているのだろう、自己防衛の本能だ、全く素晴らしい社会的動物である。

また話が脱線した気がする。こんな社会批判なんかしたところでどうにもならないししたくもなかった。
最近思うのは人間暇だと病むよなと、普通に仕事をして人生の殆どを労働に拘束されれば考える気も起きないようなことも暇だと考えてしまうし、その結果人生とかのしょうもなさに気付いて無気力になる、いやそう思おうとしてそれを言い訳に使うのか？まだ僕はその段階には達して無いから分からないがそんな感じじゃないのか？みたいに予想してる。
思考は止めることは出来ない、一度蛇口から水が湧き出た途端、今までそこにあった筈の取っ手が消え水を止めることが出来なくなっている。思考はいずれ膨らみ自身を押しつぶし、拡散することもあるだろう。
そして残念ながら僕らのような教養の無い人間たちが思考を重ねたところで、きっとつまらないニヒリズムに辿り着きそんな自分に酔うのがオチである。

眠れなくてごちゃごちゃな頭で書いたから酷い文章になってしまった。次はもっと良いものを書こう、おやすみ。