あなたの人生の物語

来年こそは、と年末決意しつつ1月ももう終わりに近付いてきました。先月は結構メンタル死んでて死体のように過ごしてたんですけど、結果金無くなりすぎて「そろそろ家賃払わんと法的措置やぞ」、と管理会社から有難いお手紙を頂いた次第で、今月は結構バイトしてました。でもこれでも月の半分も働いてないからフルタイムの正規職の人間って超人?ってなってます。

そんな話は右に置いといて、以前から集中力の低下に危機感を抱いてたので少し前から読書週間を再開しました。中学くらいまでは結構本読んでたんですよね、まぁ小学時は児童文学で、中学時はラノベだったのでそんな御大層なもの言えるご身分じゃないんですが、高校以降はソシャゲにハマってめっきりになりました。あのまま読書習慣続いてれば多少はマシな人間になってたんじゃないだろうかって少しの後悔、苦い後味。国語も現代文だけはそこそこだったのも読書習慣のおかげなんですかね、古文、漢文壊滅的だったんでトータルで平均点くらいに落ち着いてたんでアレですけど。

最近は「裏世界ピクニック」って作品読んでて、今月8巻出た作品で今自分は7巻の終わりあたり読んでます。
あとから気付いたんですけど、作者の方元ラノベ作家だったんですね、通りで読みやすいわけでした。

僕、伊藤計劃の作品が好きで、短編含め商業作品は全部読んだと思いますけど、彼の文章もすごい読みやすくてラノベチックだよなと思ってます。映画化の際に円城塔作の「屍者の帝国」を読んだ時凄い読みづらいと感じたのでより印象的でしたね、本人談か忘れましたけど伊藤さんの作品はディテールが非常に細かいみたいに称されてたと思うんですけどディテール細かいと読みづらくなるんじゃない?って素人的には思ってしまいます。

あと最近読んでたのはこれ、「メッセージ」って映画の原作ですね。短編集だと知らないで買ったから序盤ひたすら困惑しながら読み進めていきました。アホかな?
因みに「あなたの人生の物語」自体は詩片さん的にはそこまで刺さらなかったです。よくこれを映画化したなぁってのと映像化にあたって色々無理したことを察することが出来たので読んでよかったとは思いますがね。
逆に「七十二文字」「地獄とは神の不在なり」はめちゃくちゃ好みの作品で面白かったので是非読んで欲しいです。前者はファンタジックな世界観の中で人類の生殖能力が失われる未来に立ち向かう人の話です、言葉を吹き込む事で活動するが決して喋らないことで複製を不可能としているゴーレムという概念と生殖能力を失う人間との対比が印象的です。後者の「地獄とは神の不在なり」は地上に降臨する天使を災害という物理現象としてみなした世界の話で、神様という存在を深く考えさせられます。

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