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最近虚淵玄について考えることが多い

なんと以前の投稿から11日も経っていたことに今日気が付いた。仕事の出向先が決まらず、自宅待機の日々で一応映画に行ったり家で観たりで書く余地があったのは明らかで、そもそも自身のnoteは日記のようなものだと自分で言っていたじゃないかとツッコミ。継続的に物事に取り組んできた記憶があまりないためにnoteを始めた側面もあることを思い出し、今日書くことにした。

なんで11日も空いたのかは僕がどういう人間なのか語る必要があるのだけれど、4年の12月まで就活しなかったくらいには自己分析は嫌いなのでその話はまたいつか、今日はタイトルの虚淵について書こうと思う。

先に謝っておくと、僕は虚淵玄のファンではない。彼が世に一定の評価を生み出していることは認めるところだし、脚本の欄に名前があると「おっ」とはなるが、僕自身が虚淵が脚本を務めているから作品の鑑賞を決めるといった人間ではないことを十分に留意しておいてほしい。

最近、と言っても1年ほど前に初めて最後まで「魔法少女まどか☆マギカ」(以下まどマギ)を見た。
「魔法少女まどか☆マギカ」、見たことは無くても名前を聞いたことがある人が多いだろう。昨今の魔法少女ものに散見される暴力や鬱、グロ描写などのパイオニアと言っても差し支えないのではないだろうか。
そんなまどマギ、僕自身はリアルタイムで放送されてるのを横目に出来た直撃世代なのだけれど、当時の僕、すなわち所詮オタク向けアニメを見始めたばかりの僕からすると、まどマギのキャラデザはどうしても可愛いとは思えなかった。結局、我慢して3話まで見た末にマミさんの首が無くなってしまい、視聴を断念したほろ苦い記憶があった。

そんな僕が何故今更まどマギを見たかと言うと、同時期にまどマギの続編「ワルプルギスの廻転」が出ると発表があったからだ。就活もせず、卒業単位もほぼ取り終えていた当時の僕にとっては良い機会だし暇つぶしにもなると、軽い気持ちで視聴を開始した。
余談だが、僕はその時点でまどマギのストーリーはおおよそ知っていた。あれほど人気の作品はネット上嫌でも目に付くし、それだけの人気の裏にはどのようなストーリーがあったか気になるのは自然だと思う。

そして僕はテレビシリーズ及び、叛逆の物語を見終えた。なるほど、ストーリーを知っていた筈なのにすごい作品だったと思わせた、特に叛逆の物語のラスト部分は凄まじかった。

次に最近僕は「バブル」を映画館で観て、5年ぶりに「楽園追放」を自宅で視聴した。「バブル」は以前noteで記事を書いたので深くは触れない。
「楽園追放」については2回目の視聴にも関わらず終始見入ってしまった。電脳化、AIの進化、ロボット、少女とおっさんのバディもの。見飽きたレベルの王道の食材をここまで奇麗に調理出来るのかと、エッセンスとしては管理社会と絡めた人間の幸福論についての哲学的な話題も存在し、少しの無駄な時間のない完成度の高い物語だった。最近物語に触れる機会が減ってしまいつつも、どうにも機会を増やせず感性が鈍っている自覚があった僕にとっては、視聴済みの作品でここまで以前と違う感覚を得られたことにとても嬉しくなった。

そうして今日、僕は虚淵玄について考える。
僕と虚淵の出会いはFate/zeroのアニメだったと思う。僕は主にファンのせいでzero自体はあまり好きではないが、今日の型月人気の大きなきっかけとなったのはzeroのアニメだった勝手に思っている。
zeroのアニメを見た当時は虚淵のことなんか知らなかったし、その後psycho-passにハマった時でさえ僕は脚本欄にあるその名前を注視したことはなかったように思う。
僕が彼の名前を意識したのはアルドノア・ゼロの時だったと思う、その頃になると多少はサブカルについての知識が付き、まどマギやzeroなどで知られる虚淵玄という形で名前を目にする機会が多かったので、必然的に名前を覚えたのだと思う。
因みにアルドノア・ゼロは虚淵が3話までしか脚本しないということで少し荒れてた、実際に3話までの面白さとその後の出来が全く違うので指摘は正しかったことが証明された。

僕はシナリオライターや小説家に詳しくない、いや無知と言って差し支えないだろう。
そんな僕も上記に挙げた虚淵作品の他に、アニゴジや「沙耶の唄」など、多くの作品から楽しみを貰ったように思う。正直10年代はじめの勢いのあった虚淵作品のようなものはもう見れないと思っているが、ワルプルギスの廻転はだいぶ前に執筆した作品らしいので楽しみではある。

どうでもいいが僕は庵野が「シンゴジラ」作った時さっさとエヴァQの続編出せよカスって思いながら批判するために劇場に行った。今も「シンゴジラ」はつまらないと頻繁に言っている、5回は観た。つまりこの記事の序盤の文章についてはそういうことだ。
おわり


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