2024/12/11 大人になるということ

大人になってから燃え上がるような激しい感情を感じることがなくなったな、とふと感じた。

それは怒りだったり喜びだったり全ての感情に当てはまることで、これが大人になることなのかと噛み締めている。別に悪いこととは思わないけれど、なんとなく寂しさもあるよなあと。

学生の頃はクラスという小さな輪が私の全てであり、その小さな輪の中で一喜一憂して涙で眠れない夜を過ごしたことも、学校に何日か行かなかったことも鮮明に覚えている。
当時はそれが本当に辛くて、この世から消え去りたいなんて思ったこともあって。
今になればあのちっぽけな輪の中で悩んでたことなんて大したことじゃないけれど、当時の私にはあの小さな世界が全てだったから。
その時期を乗り越えた自分を否定したくはないけれど、当時は私が世界の中心のような気持ちで生きていたから燃え上がるような感情が生まれていたのだろうな。
でもそれは大人になったから気づけることなんだよなあ。成長バンザイ！

大人になってお金を稼げるようになり、誕生日でもなんでもない日にケーキを買えることに気づいてしまった時、嬉しさと同時にとんでもなく寂しい気持ちになった。
大人になるって自由を手に入れるのと引き換えになにか大切なものを落としているような、そんな感じ。

まあ、なんだかんだ言って、私は圧倒的に大人になってからの方が楽しく生きられている。夜中にお菓子を食べたって、お風呂入らずに寝たっていいんだもんね。たまに怒られるけど。

今を辛いと思っている学生さんたち、よく周りは「世界は広いんだ！そんな事で悩んでいたって仕方ない！」なんて言うけれど、世界は世界、自分は自分だから辛い時は声を上げて、誰かを頼ってほしい。

昔辛い思いをした人たち、そんな自分の気持ちを忘れる必要も無いし、昔の気持ちを抱きしめて一緒に大人になればいいとおもっているよ。

自分の気持ちは大事にして学校やお仕事、育児がんばっていきたい、そんな気持ち。