AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8SとNikon D600
これまでメインで使っていたのが、この組み合わせ。
単焦点マイクロレンズのAI Micro-Nikkor 55mm f/2.8Sと、腐ってもフルサイズ一眼のNikon D600。
これを普段から持ち歩くのが面倒になって、X100F〜Z 50の流れ。
重いというより、デカくてカバンに入らない。
そもそも、そういう持ち運び方をするカメラでもないと思う・・・というのが始まり。
それでも長年使ってきて、好きな組み合わせなので、たまには使います。
植物に詳しいわけではないので、何なのかはわからないが、この枝が魔女の森っぽくて好きで・・・
文書などの複写を目的として開発されたマイクロニッコール。
AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8Sは1981年から2021年まで販売されていたそうです。
つか、40年も。
新車で買えるネオクラ的なやつだったんですね。
購入したのは、D600と同時期なので2013年ごろ。
設計が古いってだけで、オールドって呼ぶのもどうなのか、定義の問題か。
それでも約10年前・・・
鋭いキレが魅力で、55mmという焦点距離で日常的に使いやすいレンズです。
D600は当時手軽なフルサイズデジタル一眼レフ的な位置づけだったと記憶しています。
まぁエントリーモデルってことですかね。
有名なゴミ問題もあって、何度かニコンセンターに送り、改良版?のD610と無償交換って提案もありましたが、結局交換せずに現在まで使い続けている次第。
この桜は、つい先日、2024年4月10日に撮影したものです。
あ、常に偏光フィルターつけっぱなしです。
ビビットな感じに仕上げたかったからこうしたけど、このレンズとD600の組み合わせをスポイルしてしまったのではないかと若干悔やんでいます。
3人の立ち位置が気になったので撮った1枚。
色収差がでています。
ピン甘いし、、、これも味というものですかね。
2020年の撮影なのに、もっと過去のような雰囲気はオールドレンズだから?
粘り気のあるフォーカスリングを回す。
カリカリと絞りリングを回す。
この所作が、撮影に臨んでいる気分を高めてくれます。
先の桜より、この写真のほうが自身の好みになっています。
フルサイズの魅力は、その場の空気感まで写っていると感じるほどの情報量でしょうか。
CD(って今どき)とアナログレコードのような。
この例え、ちょっと違うか。。。
まぁ、画像に深みがあるので、自分の腕が良くなったと勘違いしてしまいます。
ただ、常に単焦点で撮っていると、自分の立ち位置というか被写体との間合いが身についてきますので、鍛錬を積んだと思い込みたいです。
そのせいで、55mm(その付近)の体になってしまったようです。
それにしても、枯れた植物って素敵ですよね。
なんだろう、次の最盛期が遠くに見えているような、これで終わりじゃない的な秘めた生命力なのか、勝手な妄想なのかわかりませんけど。
午前7時ごろの撮影だったので、朝っぽい色味に。
もう少し黄色味を落としても良かったかも。
「奥の人が撮っている部分がピントがきているところ」って感じになるかなぁって図です。
あなたも私も撮っています・・・というような。
もうちょい絞ったほうがさっぱり仕上がったかも知れませんね。
ちとボケがうるさいかも。
こうしてみると、Z 50にAI Micro-Nikkor 55mm f/2.8Sを付けて撮ってみたい衝動に駆られます。
D600とはまた違った世界があると思います。
でもDXだと約80mmか・・・中望遠ですね。
それに、カニ爪当たらないかなって心配もあるけど。
世の中は連休ですが、そういうの関係ない職場なので次の定休日が待ち遠しいです。