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Nikon Z 50撮影記:初秋の公園スナップ
秋は大好きな季節だ。
籾殻を燃す匂い。
金木犀。
彩り鮮やかな景色と疲れた空気感。
気分が上がりそうで上がらない。
穏やかさと焦燥感の共存。
そういう感じが心地よい。
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日差しの色というか角度というか、秋。
それにしてもあれほど生い茂っていた葉がこうもなくなるとは。
その分、光を遮るものが少なくなり、見通しもよく撮りやすくもなる。
ただの雑草なのに繊細な感じで撮れた。
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遊具が壊れているのか立ち入り禁止のテープが貼られていた。
可愛らしい獅子の乗り物が将来的に朽ちていく姿を想像すると寂しい気持ちになる。
敢えて誰も遊んでいない時を狙って撮っているだけで、決して寂れた公園ではない。
秋の夕刻に近づいた日差しが寂しさを演出していることは否定しない。
テープの透け具合、獅子の遊具の質感。
不自然さがなく退屈な現実。
だからこそ良い。
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夏に活躍した彼ら。
しばらく水遊びもされないだろうと思うと少しだけ気の毒になる。
まぁ残暑が厳しいから当面は大丈夫だろう。
硬い絵は事実を受け入れるための拒絶の表れ。
放っておいてくれと言わんばかりに。
それにしても近年は四季がなくなってきているように感じます。いや、事実か。
間の季節好きには困った事態ですね。