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片付けが苦手な子どものスモールステップ⑥ 制服・かばんを片付ける

こんにちは、えこです!記事に目を止めていただき有り難うございます。
今回も前回記事の続きですがついにペナルティー発動する事に・・。

子どもの1日は予測不能

家で子どもと過ごしている時は
どんな風に過ごしているかは分かりやすい。

でも、ひとたび幼稚園や学校へ行ってしまえば
友達、先生、授業の内容、休み時間の出来事、
放課後での出来事など
親が一切関わらないところで何が起きてるか?
ってわからない。

名称未設定のデザイン-11

我が家では学年が変わった直後に
結構起こりやすいんですが
学校の教科書やら持ち物が重くて
朝行く時は元気あるんですけど
1日すごして疲れている上に
朝はそうでもなかったカバンの重みが
学校帰りにかなりこたえるらしく

「もう、重くて限界!無理!!」

っと家のドアを開けるや否や
玄関口になだれ込み、
リュックや水筒を廊下に放り出し
寝そべったまま全く動かない。
かと思えば別の日は

「もうもれるーー!!」

っと言って玄関を開けた瞬間に
持っている全ての荷物を廊下にぶん投げて
トイレに一目散に走る
あるいは

「今日さ、学校でさ、マジすごかったんだけどぉ!」

っと興奮気味にカバンも水筒も全て背負もったまま
リビングにいる私のもとに1秒でも早く出来事を話しに来る
という日があったり。
みなさんの家でもきっといろんな想定外が繰り広げられているはず。

毎日は、私が想像しているようにはぜんぜんならないとう現実。

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ムンクカードが3枚そろった日

一時置き場のカゴを作成して
制服やカバンをすぐに片づけられなくても
カゴの中に一時的に置けるという猶予を作り
運用を始めてから約1ヶ月ほど経った時
学校での生活環境がガラリと変わり
毎日疲れて帰ってくる日が増えていた。

一時置き場のカゴは、設置した当初
あまり使われていませんでしたが
疲れている時や他のやりたいことが優先される時に
利用率が高くなってきた。

そしてとうとう、カゴの中身を1日中放置してしまうと
受け取ることになっているムンクカードが
3枚揃う日がやってきた!!

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マグネットで作られたムンクカードは
A4の玄関先にあるホワイトボードに貼っています。
自分が今、何枚ムンクを集めているのか
分かりやすい状態にしていたので
前日まで2枚すでに取得していたのは
本人も分かっているはず。

ペナルティー実行とその時の様子

「おめでとうございます!
きみは今日ムンクカードが3枚そろいました!」

っとニコニコ顔で目覚ましがわりに起こす。
本人もはっ!っと思ったのか、思わず飛び起きる。

私はそっとホワイトボードに最後のムンクカードを設置し
ムンク3体が子どもの通学を見送る形になった。
カードが揃ったことについて
本人は悔しがるでもなく、残念がるでもなく
いつもと変わらぬ朝。反応薄っ!

帰宅後、学校から帰ってきた子供は
ムンクカードが3枚揃ったら、その日iPadは使えない
というルールは覚えていて
自ら「今日は使えないんだよね〜」
っと言いながら私に近づいてきた。

「えー!やっぱり使えないの?」
「iPad使えないなんてこの世の終わり!」

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とか言って文句を言ってくると思ってたけど
そういう文句めいたことは一切言わずに
素直にそのペナルティーを受け入れているのは
私としては意外。

大好きなYouTubeは見られないけど
代わりに昔遊んでいたおもちゃだとか
カードゲームだとかを引っ張り出す事をしていた。

iPadの代わりになる事を色々やってるな〜
っと観察するも
その代わりに勉強する!っとは成らないのよね(苦笑)

ムンクカードはペナルティーが実行されたら
またゼロに戻る。


iPadが使えなかった翌日
カゴを使わずにカバンや制服は片付けられていた。
私はそれを見て、ひそかににやけていた。

ここまでご覧いただきありがとうございました。
From えこ

※応用行動分析学に基づく取り組みを通じて
指導を受ける側として感じたことを書いています。
応用行動分析学の正確な説明や技術と異なる場合があります。

※日本でブラインドドッグ(目の見えない犬)を手伝う、
世界でも数少ないエキスパート・トレーナーであるみきに、
応用行動分析学に基づいた目線で環境への工夫やアレンジを
アドバイスしていただいています。

みきのプロフィール
Miki Saito/動物の行動とトレーニングのコンサルタント

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