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片付けが苦手な子どものスモールステップ⑤  「制服を片付ける」ルール設定後の様子について


こんにちは、えこです!
記事に目を止めていただき有り難うございます。

制服を片付けることについて、前回の記事では
みきの提案で制服がハンガーにきちんとかけられなかった時に
猶予とペナルティを設定しました。

みきと一緒に考えたルール
・制服を一時的に置けるようなかごを設定
・一時置き場に1日置きっぱなしにしたらムンクカードを渡す
・ムンクカードが3枚揃ったら、翌日iPadは使えない

今回はこの運用をしてみて
じゃ、実際どうだったのか?という我が家の進捗のお話。

子どもの「やってますよ!」アピール

カゴとペナルティ設定後の初日。
私はリビングで仕事をしている最中に子どもが帰宅。

子ども:ただいま〜 あー今日も疲れたぁ。
えこ:おかえり。

重いかばんを所定の場所に置くために
自分の部屋に入っていく子ども。
そしてその流れで制服も脱ぎ始めた様子。

あー早く友達と遊びたいなぁ〜
かご、使っちゃおっかな〜
でもなぁ、これ使ったらムンクカードだし…
いや、帰ってきてからだと面倒になるから
今ハンガーにかけとこ!

っと言ってハンガーにかける。
いちいち、ハンバーに制服をかけることを
私に大声でアピールしてるのが、かなり笑える。

段落テキスト-2

一時保管置き場のかごを使った日

子どもが学校に行っている間の出来事は
こちらでは全てが見えるわけじゃない。
実際どれだけ子ども自身が我慢したり
がんばったりしてるのか?
はたまた先生や友達とのやりとりで
気持ちの浮き沈みも当然あるわけですよね。

だから、帰ってきて調子がいい時もあれば
やや落ち込んでいることもあるし
どういう状態で帰ってくるかなんて
想像できないんですよね。

段落テキスト-3

しばらくはペナルティが怖くて
一時保管置き場のかごは使われてませんでした。
しかし委員会参加や、部活の疲れで
カバンも制服も直ぐには片付けたくない気分の日が発生した!

子ども:このカゴ使ってもいいんだよね?
えこ:もちろんいいんだよ、今日中に片せばいい話だっだじゃない。
子ども:じゃ、今日は使わせていただきます!

そういって、ルール設定からはじめて
子どもがカゴを使った!

さて、私はこのカゴを使ったことで
子どもが制服をいつ片付けるのか?
を興味深く観察していた。

晩ご飯を食べ終わった後
かごをのぞいてみた   

まだある

お風呂に入った後
かごをのぞいてみた 

まだ入ってる・・・

このままいくと、もう寝る時間じゃん!と思って
ひょっとしたら片付けられないのでは?
っと頭をよぎり、
つい喉から「かごにはいってるけど分かってる?」
って言いたくなったけど
みきからは
「えこが居ても居なくても、
子ども自身で出来る事をサポートするんだよ!」

っと教えてもらっていた。

段落テキスト-4

いっこうに片付けられる気配もないので
明日の朝、かごをのぞいて制服が入ってたら
ムンクカードを渡そう。
何度も片してっと言いたい気持ちをこらえて様子をみることに。
※この言いたい気持ちを抑えるのが結構大変!!

結局、寝る時間になったのでみんな就寝。

カゴに入った制服はどうなったか

朝、目覚ましで起きる自信がないということで
いつも私が起こしに部屋に行く。
そのついでに、さてどうなっているかと
おそるおそるカゴを覗き込むと…

な、無い!カゴに制服がない!
そして
ハンガーに制服がかけられている!

段落テキスト

私の中では絶対朝までカゴに制服が入っているだろうな
っと、たかをくくってたところがあったので
すごく意外な結果だった。

やっぱりペナルティが発生するのは
そうとう本人にとっては嫌なことなのか?

私の観察は続く。

ここまでご覧いただきありがとうございました。

From えこ

※応用行動分析学に基づく取り組みを通じて
指導を受ける側として感じたことを書いています。
応用行動分析学の正確な説明や技術と異なる場合があります。


※日本でブラインドドッグ(目の見えない犬)を手伝う、世界でも数少ないエキスパート・トレーナーであるみきに、応用行動分析学に基づいた目線で環境への工夫やアレンジをアドバイスしていただいています。

みきのプロフィール
Miki Saito/動物の行動とトレーニングのコンサルタント

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