片付けが苦手な子どものスモールステップ③
記事に目を止めていただき有り難うございます。
前回の片付けが苦手な子どものスモールステップ①・②で
廊下に転がっていた学校のカバンを所定の場所に片付ける
という内容についてのビフォー/アフターを記事に書きました。
前の記事をご覧になりたい方は下記のリンクからどうぞ。
スモールステップ①
スモールステップ②
制服を所定の場所に片付ける前に
今回は前回のカバンを片付けることにプラス
制服を所定の場所に片付ける
という要素を加えるチャレンジについての話です。
制服を片付けるのはカバンを置くのとは違って
動作が増える=面倒くさいが増える!
って言う事。
うちの子どもは学校に進学してわずか2日目で
ネクタイを紛失するという大物っぷり。
制服も同じ場所に脱いでくれればまだしも
ズボンとシャツと靴下がバラバラなんていうのは日常茶飯事。
前回のワゴンを設置したことを踏まえて
先ずは制服をしまう場所についてをあれこれみきと考えてみた。
制服を片付ける場所の設定
本当はクローゼットに制服をしまってもらえたら
部屋はとてもきれいに見えるので良いな〜と思ってたけど
あくまでもこれは私の願望。
クローゼットに物をしまう時は
クローゼットの扉を開ける
↓
ハンガーを取る
↓
ハンガーに制服をかける
↓
パイプに制服がかかったハンガーをかける
↓
クローゼットのドアを閉める
と言う一連の動作があるっていう事はあまり意識してなかったけど
みきに言われたらそうね〜意外と並べると面倒なのかもと。
面倒だ、苦手だと感じている子なら
制服を片付ける動作をなるべく少なくする事を
考えた方がよさそうだと。
そうなると、クローゼットの中に見えないようにきれいに片付ける
(理想ですけど…)ことよりも
見える場所ですぐに取り出しやすい場所に
制服置き場を設置するのはどうだろうか?
ということで、部屋を入ったすぐの所に置ける場所を設けてみた。
子どもには
「制服も朝着替えるのが面倒くさくないように入り口近くに掛けられる場所を作ったから、今度からはここにかけてね。」
っと伝えた。
子どもにも何か選択できる要素を取り入れてみる
また、引っ掛けるハンガーは
素材や色を子どもに選んでもらうと
自分が関わった、選択した!という気持ちになってもらいやすいんだとか。
当初、制服をかけると重いだろうと
良かれと思ってクリーニング屋でもらう
軽くて薄いハンガーにしていたのですが
子どもにとっては引っ掛けにくくて壊れやすかったらしくて
木製のハンガーをリクエストされちゃった〜。
制服置き場の設置は完了したんですが
後日想定外のシチュエーションが…
この続きは次のnoteで。
おまけ:制服置き場をDIY
制服を見える場所に置く際
スタンドを置こうか…と悩んでいましたが
うちはパイプ式のロフトベットを利用していたので
左右にメッシュを設置できそうな空間があり
そこへカインズに売っていたメッシュとS型カラビナフック、
マジックテープを組み合わせてパイプに固定し
ハンガーがかけられるようにプチ改造。
子ども部屋が進化していくのも
ちょっと楽しい気分になります。
ここまでご覧いただきありがとうございました!
From えこ
※応用行動分析学に基づく取り組みを通じて
指導を受ける側として感じたことを書いています。
応用行動分析学の正確な説明や技術と異なる場合があります。
※日本でブラインドドッグ(目の見えない犬)を手伝う、世界でも数少ないエキスパート・トレーナーであるみきに、応用行動分析学に基づいた目線で環境への工夫やアレンジをアドバイスしていただいています。
みきのプロフィール
Miki Saito/動物の行動とトレーニングのコンサルタント
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